【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (252 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
肝炎ウイルス検査の受検及び受診の向上につなげる方策の策定のための研究(26HC01
01)
(2)目標
肝炎は、適切な治療を行わないまま放置すると、肝硬変、肝がんといった重篤な病態に進行
するおそれがあり、肝炎ウイルス陽性者を適切に肝炎医療に導くことが政策上重要な課題であ
る。しかし肝炎ウイルス検査の受検促進、検査陽性者を肝炎医療に促す方法についての検討
は、未だ十分とは言えない。また、受検後に検査陽性者を継続的なフォローアップにつなげる
ことも重要である。改正された肝炎対策基本指針においても、受検、受診、受療及びフォロー
アップの全体的な状況について、都道府県等との連携を深め、引き続き把握に取り組むことと
されている。受検率・受診率の更なる向上、効果的なフォローアップシステムの確立のため
に、既存の手法の質を高めつつ、新たなアプローチを検討することが必要である。また、肝炎
ウイルス検査を受検したそれぞれの受検場所の特性や地域の実情に応じた、受検・受診・受療
が円滑につながる方策を推進していくことも重要である。
本研究では、肝炎ウイルス検査の実態把握、肝炎ウイルス検査受検率・陽性者受診率の更な
る向上につながる効果的な方法の検討を行う。また、職域や妊婦検診等、受検者の特色に応じ
た受検の促進、円滑な受診・受療の促進につながる方法の検討、肝臓専門医以外の医師等によ
る受検の促進、円滑な受診・受療の促進につながる方法についても検討する。
(3)求められる成果
〇自治体が実施する肝炎ウイルス検査の実態を把握し、地域の実情に応じたさらなる受検促進
及び受診率の向上に寄与する方法を提示する。
〇肝炎ウイルス陽性者、肝炎患者、治療後の患者等の病態に応じた適切で効果的なフォローア
ップの方法を提示する。
〇職域や妊婦検診等の肝炎ウイルス検査について、それぞれの受検者の特色に応じた更なる受
検の促進、円滑な受診・受療の促進につながる方法を提示する。
〇職域や妊婦健診、手術前検査での肝炎ウイルス検査陽性者の精密検査受検率向上に寄与する
方法を提示する。
〇院内・院外の肝臓専門医以外の医師、医療従事者等における受検の促進、円滑な受診・受療
の促進につながる方法を提示する。
〇企業による肝炎ウイルス検査の受検率向上に資する方法、仕事と治療の両立支援方法を検討
する。
〇入院や検査時等における肝炎ウイルス検査の実態調査を実施し、必要に応じて、効果的な検
査の実施について検討する。
〇記載事項のエビデンスレベル(評価指標等の信頼性・妥当性、介入の効果等)を示す資料集
(研究班が作成した英文または和文の原著論文、研究班で収集した論文集等)を作成する。
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