よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (324 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

KD-3

公募研究課題

(1)研究課題名
化学物質の統合的アプローチによる毒性評価に資する AOP の開発に関する研究(26KD0
301)

(2)目標
現在、化学物 質の毒性 評価において は、動物 使用の倫理的 懸念、新 規化学物質増 加への 対
応、動物実験結果のヒトへの外挿性などの課題の解決が求められている。そのため、いわゆる
NAM と呼ばれる新技術を含む in vitro 等の試験結果を活用したリスクアセスメントの促進が図
られている。これら複数の情報を統合して有害性を判断する枠組み(IATA)等の開発が欧米を
中心に進行中である。Adverse Outcome Pathway (AOP)は IATA の理論的な基盤となり、ヒト健
康影響に関する AOP の開発は、化学物質の毒性評価において IATA の活用可能性の拡大に大き
く貢献が期待できる。
本研究では、ヒト健康の全身毒性に関する AOP の開発や AOP に基づく IATA の理論構築を行
うことを目標とする。

(3)求められる成果
①ヒト有害性の評価に資する AOP を開発する。
②国際的な AOP データベースへの提案を行う。
③①の提案に至るまでの評価を記載し、基礎資料を取りまとめる。
(②、③についてはいずれか)

(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 20,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件
○化学物質の有害性評価、特に、化審法における毒性評価に精通する専門家が研究班に参加し
ていること。
○現在知られている試験法を踏まえた上で、想定される成果物が、既存試験法の代替となる効
率的な評価手法・スキームの実現にどのように貢献するか、化審法における化学物質の毒性
評価スキームへの活用にどの程度資するものか、研究計画書に明示すること。
○専門家、行政、業界団体等の関係者の意見が反映される体制が整備されていること(研究計
画書の「2 研究計画・方法」において、意見聴取の機会等が記載されていること)。
321