【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (80 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
がん患者の自殺予防プログラム及び医療従事者に対する教育研修プログラムの実装に向けた
研究(26EA1301)
(2)目標
我が国では自殺総合対策大綱に基づき、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目
指して各種の対策を推進している。がん患者の自殺については一般人口と比較してリスクが高
いことが知られている。国は自殺リスクの高い患者に医療従事者等による適切な支援が行われ
る体制整備、自殺予防プログラム等の開発を進めてきた。本研究では、がん診療連携拠点病院
等での、これらのプログラムの適切な運用方法、医療従事者による自殺のハイリスク患者に対
しての効果的な介入策を検討する。
(3)求められる成果
〇先行研究において整理されたがん患者の自殺予防プログラム及び教育プログラムの内容に添
って、ハイリスク患者の同定・介入の手法、及び同手法に係る医療従事者への教育プログラ
ムの普及啓発を行う。また、医療従事者の自殺予防に対する意識等の実態調査を行う。
〇先行研究において整理されたがん患者の自殺予防プログラム及び教育プログラムの内容につ
いて、がん診療拠点病院等で実装することで得られた課題を整理し、同プログラムにおいて
ブラッシュアップすべき点を整理する。
〇がん患者の自殺対策における地方自治体と医療機関との連携について、好事例を収集する。
また地域によるがん患者の自殺率の違いについて影響しうる因子を抽出する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 12,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
〇がん関連の会議体の議論を踏まえるとともに、関係学会との協力体制を整えていること。
〇自殺対策に関連する研究業績を有する専門家が研究代表者または研究分担者として研究組織
に参加していること。
〇がん患者の診療および精神心理的ケアや緩和ケアに関連する様々な専門家(精神科リエゾン
チームの専門医、緩和医療の専門医、看護師、公認心理師等)及び疫学・統計学の専門家を
研究分担者または研究協力者とする研究班体制が構築されていること。
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