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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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EA-3

公募研究課題

(1)研究課題名
2040 年を見据えた小児がん医療の提供体制の構築に資する研究(26EA0301)

(2)目標
「第4期がん対策推進基本計画」に基づき、先行研究においては、小児がん医療提供体制に
係る定量的な評価等を行い、これらの結果に基づき、移行期医療の推進を行ってきた。また今
後は、がん医療の均てん化・集約化の議論をとりまとめた「2040 年を見据えたがん医療提供体
制の均てん化・集約化に係る基本的な考え方及び検討の進め方」を踏まえ、高度な専門性を有
する診療等の集約化の検討が必要である。
本研究では、先行研究で集積された知見を有機的に統合・検証し、小児がんに係る医療提供
体制(病理診断や相談支援体制を含む)の議論を深める。また直近の均てん化・集約化の議論
を踏まえ、2040 年を見据えた小児がん医療提供体制を包括的に構築する。
(参考)
〇「第4期がん対策推進基本計画」(令和5年3月 28 日閣議決定)から抜粋
国は、小児がん拠点病院等と、拠点病院等や地域の医療機関等との連携を含め、地域の実情に応じた小
児・AYA世代のがん医療提供体制の整備を推進する。また、小児がん拠点病院連絡協議会における地域
ブロックを超えた連携体制の整備に向けた議論を推進する。
国は、長期フォローアップの更なる推進のため、小児がん経験者の晩期合併症について実態把握を行う
とともに、小児がん拠点病院等と、拠点病院等、地域の医療機関、かかりつけ医等の連携を含め、地域の
実情に応じた小児・AYA世代のがん患者の長期フォローアップの在り方を検討する。
〇「2040 年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に係る基本的な考え方及び検討の進め方につ
いて」(令和7年8月 29 日がん・疾病対策課長通知)から抜粋
小児がん・希少がんの中でも特に高度な専門性を有する診療等については、国及び地域ブロック単位で
集約化することが望ましい。

(3)求められる成果
○「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」や「小児がん拠点病院等の指定要件に関する
ワーキンググループ」における議論を踏まえた中央病理診断体制の効率化の検討
○主に医療提供体制を中心とした晩期合併症のフォローアップの好事例の収集、及び関連デー
タ集約・評価を念頭においた小児がんフォローアップ体制の確立
○これまでの均てん化・集約化の議論を踏まえた、集約化に資する国及び地域ブロック単位で
の集約が望ましい小児がん診療等の集約化の検討、及びがん医療提供体制の議論に資する検
討材料の整理

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