【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (300 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
広域食中毒調査及びカンピロバクター食中毒に起因するギランバレー症候群患者の推計に資
する研究(26KA0501)
(2)目標
腸管出血性大腸菌の検査は反復配列多型解析法(MLVA(Multiple Locus Variable-number
tandem repeat Analysis)法)の導入により、広域食中毒事案の効果的な調査が可能となった
が、自治体におけ る精 度管理は必要不可 欠で ある。また、カン ピロ バクター食中毒に つい て
は、ギランバレー 症候 群との関連性が十 分に 解明されておらず 、知 見の集積が求めら れて い
る。
本研究では、自治体での MLVA 型調査事例についての情報収集等を行い、広域食中毒の調査
手法の改善、食中毒疑い案件の早期探知につながる指標の検討を行う。また、ギランバレー症
候群患者におけるカンピロバクター食中毒先行感染などを調査し、カンピロバクター食中毒対
策について提言する。
(3)求められる成果
〇MLVA 型別による菌株の同一性確認について、複数の検査機関における精度管理手法を確立す
る。
〇精度管理手法に基づき、自治体における画一的な MLVA 型調査の導入の可能性を検討する。
〇腸管出血性大腸菌等の全ゲノム解析による実施例を自治体単位で蓄積する。
〇統一的な MLVA 型別の蓄積データを踏まえた、早期の疫学調査及び監視体制を構築するため
の提言を行う。
〇カンピロバクター食中毒に起因するギランバレー症候群患者を推計する。また、カンピロバ
クター食中毒対策について提言する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 38,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
〇腸管出血性大腸菌の遺伝子検査に関連する専門家を研究分担者とする研究班体制が構築され
ていること。
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