【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (90 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
コミュニケーションへの配慮が必要な方への情報提供やがん検診、がん診療へのアクセシビ
リティにおける適切な支援の実装に資する研究(26EA1801)
(2)目標
本研究では、日本語を母国語としない方について、がん検診やがん診療に関する情報提供を
行い、医療へのアクセスを確保するため、実態把握や必要な資材の開発を行うとともに、同プ
ログラムを参考にした日本語を母国語としないがん患者の治療支援のためのプログラムの作成
と臨床実践を行う。先行研究で明らかとなった、障害のある方に適切ながん検診・医療を提供
するための要件定義や情報提供資材・ツールの普及方策等を踏まえて、特に精神障害等がある
がん患者の治療を支援するプログラムの実装と普及を行う。
(参考)
「第4期がん対策推進 基本 計画」において、国は 、「 障害がある等により情 報取 得や意思疎通に配慮が必
要ながん患者の実態やニー ズ、課題を明らかにし、が ん検診や医療へのアクセス 等の在り方について検討す
る。」ことと「障害等によ り情報取得や意思疎通に配 慮が必要な人や、日本語を 母国語としていない人への
情報提供を適切に行うこと で医療へのアクセスを確保 するために、現状及び課題 等を把握し、情報提供体制
の在り方について検討する。」ことを取り組むべき課題としている。
(3)求められる成果
〇先行研究を踏まえ、日本語を母国語としない方への現状のがん医療・支援及びがん検診に関
する情報提供やアクセスの実態把握及び課題の抽出を行い、それらを踏まえ支援に必要な資
材の開発と、がん医療に係る治療支援プログラムの作成、検診に係る効果的な受診勧奨方法
の開発、及びこれらの実践を行う。
〇先行研究を踏まえ、精神障害等があるがん患者に対して、がん診療連携拠点病院等の医療機
関や、がん検診実施機関で必要とされる医療・支援に関する情報提供や、意思疎通などにつ
いての合理的 配慮を受 けることがで きる体制 モデルの実装 と、効果 の検証、その 普及を 行
う。
〇上記の他、障害のある方や日本語を母国語としない方が、がん治療やがん検診を受診しやす
くなるよう、自治体やがん診療連携拠点病院等の医療機関における好事例を収集し、普及に
資する資料を作成する。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 10,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和 10 年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
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