よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

AE


先端医療技術等政策研究事業

研究事業の概要

(1)背景
再生医療や遺伝子治療、ゲノム医療などの先端医療については、再生医療等安全性確保法や
臨床研究法、ゲノム医療推進法等、法令上の整備が進められてきた。近年も、ゲノム編集技術
を応用した医療や異種移植等、日進月歩で新たな技術が生まれており、政策的な検討が必要な
領域が拡大している。新たな先端医療技術の研究開発を推進し、早期の社会実装につなげるた
めには、これらの技術に対する適切な振興と安全性・有効性・倫理等の規制の両輪の整備が必
要となることから、こうした先端医療技術に関する制度や政策について、研究開発の早期の段
階から検討を行う必要がある。
なお、これまで、先端医療技術に関する政策研究については、厚生労働科学特別研究事業等
で断続的に実施されてきたが、技術の進歩に先駆けて制度的・政策的な検討を進められるよう
に、独立した研究事業として継続的に実施していく必要がある。

(2)事業目標
実用化が期待される社会的要請の高い先端医療技術等に関して、適切な振興と適切な規制の
両面について検討を行い、当該技術等の研究開発を着実に推進するために必要な政策的基盤を
構築することを目標とする。

(3)研究のスコープ
1.再生医療等の安全性確保に係るリスク分類および妥当性に関する研究
2.臨床研究法に係る諸課題の解決に向けた研究
3.ゲノム医療の推進に係る諸課題の解決に向けた研究
4.自由診療で実施されている再生医療の科学的根拠及び妥当性に関する研究 等

(4)期待されるアウトプット
再生医療、ゲノム医療、臨床研究等の先端医療技術に関する各分野において、その推進のた
めの適切な振興策や、必要な規制の在り方、その他取り巻く課題や論点の整理、対応策の提言
等が期待される。

(5)期待されるアウトカム
上述のアウトプットを先端医療技術の研究開発政策に関する現状及び今後の課題等の整理の
ための基礎的資料として活用することによって、関連する法令等の改正をはじめとした行政運
営等に使用され、先端医療技術の実用化に向けた研究開発の適切な推進が期待される。

42