【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (199 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》 |
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公募研究課題
(1)研究課題名
育成医療の対象疾患における診療実態の把握と課題検討のための研究(26GC0301)
(2)目標
育成医療(自立支援医療)は児童福祉法第4条第2項に規定する障害児で、その身体障害を
除去、軽減する手術等の治療によって、確実に効果が期待できる者に対して提供される生活の
能力を得るために必要な自立支援医療費の支給を行う制度である。
育成医療の利用者に関して、18 歳を超えて身体障害を除去、軽減する治療を要するが障害の
程度等により更生医療に移行できない場合、18 歳未満で治療を終えられた者との間に治療時期
による医療費助成の不均衡が発生しているとの議論がある。育成医療の対象は疾患ではなく障
害で規定されているため、育成医療の対象となっている疾患、更正医療で引き続き対象となる
疾患についての知見を得られていない。また先行研究により育成医療で対象となるが更正医療
の対象外となる疾患について一部明らかとなったが、治療時期や治療内容等の十分な知見を得
られていない。そこで本研究では、それらの疾患に関して、治療時期や治療内容等の臨床実態
を把握することを目標とする。
(3)求められる成果
○主な育成医療対象疾患を把握し、その推定患者数、18 歳以上で治療を要する人数等の実態を
把握する。
○当該疾 患が 18 歳以 上で治療 される 場合に ついて、 選択さ れる治 療法・術 式につ いての 知
見、及び年齢ごとの治療者数に関する知見を得る。加えて、その負担等についても必要に応
じて検討を行う。
(4)研究費の規模等 ※
〇研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 10,000 千円程度 ※ (間接経費を含む)
〇研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
〇新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。
(5)採択条件
○口唇口蓋裂を含む小児医療(育成医療に関する医療)に精通している複数の専門家(小児科
医、小児外科医、形成外科医、歯科口腔外科医等)を研究分担者とする研究班体制が構築さ
れていること。
○育成医療に関する過去の厚生労働科学研究における結論や意見が反映される体制が構築され
ていること。
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