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【資料1-3】令和8年度 厚生労働科学研究費補助金公募要項(一次)(案) (127 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67012.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第146回 12/11)《厚生労働省》
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FA-17

公募研究課題

(1)研究課題名
AED の適切な利用環境の構築に向けた研究(26FA1701)

(2)目標
AED は、一般的な知名度も向上し、突然の心停止症例に対する救命率を向上するために不可
欠な医療機器である。しかしながら、先行研究によると、心停止患者に AED を使用したにもか
かわらず、使用方法の誤り等により正常な動作をしていなかった事例が一定数存在することが
明らかとなっている。さらに、AED については使用者が設置場所を把握できないことにより、
適切な使用につながらないことも大きな課題である。
そのため、本研究は、AED の内部データと使用状況の調査との照合による誤った使用方法の
傾向の分析を実施すること、既存の AED 設置情報の一元化を実施すること、一元化した情報を
位置情報と紐付けて検索可能とすることを目標とする。

(3)求められる成果
○AED が使用された事例を集積し分析・検証を実施して、使用者が AED の使用方法を誤る要因
を抽出する。さらに、これらの要因に対する解決策を提案し、実際に解決策の効果を検証す
るために介入研究を実施し、得られたデータを分析することで、AED の適切な使用に向けた
提言を行う。
○ICT を活用し、正確でリアルタイムな AED の設置場所・利用可能な時間帯をオープンデータ
として収集・把握し、心停止症例が発生した際、市民がすぐに AED を発見することができる
ような AED のマップを整備する。

(4)研究費の規模等 ※
○研 究 費 の 規 模: 1課題当たり年間 5,600 千円程度 ※ (間接経費を含む)
○研 究 実 施 予 定 期 間: 令和8年度~令和9年度
○新規採択課題予定数: 1課題程度 ※
※研究費の規模等はおおよその目安となります。研究費の規模及び新規採択課題予定数等に
ついては、今後の予算成立の状況等により変動することがあります。

(5)採択条件(【

】内は条件を満たしていることを示す書類等)

〇心肺蘇生のうち特に AED に関連する様々な専門家(救急、蘇生、循環器、予防医学の専門医
及び認定医、看護師、救急救命士、臨床工学技士、予防医学指導士等)を研究分担者とする
研究班体制が構築されていること。
〇AED を含む心肺蘇生教育等の実施者(専門家、行政、関係団体等)の意見が反映される体制
が整備されていること。【関係学会、自治体、関係団体等から協力が得られることを示す書
類等】を添付すること。
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