会議資料 (189 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00046.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第68回 5/25)《厚生労働省》 |
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れ(合計 4 回投与)
、パイロット試験では、リツキシマブは 1 回目の寛解導入療法から投与さ
れた(合計 6 回投与)。
本試験の主目的は、標準治療へのリツキシマブの上乗せが毒性の発現割合及びその程度を
過大に増悪させないことの確認とし、特に grade 3 以上の口内炎と死亡について注目した。リ
ツキシマブ併用 COPADM(寛解導入療法)のいずれかのサイクル中に grade 3 以上の口内炎
が多発した場合には、試験を中止した。グループ B の 44 例で、寛解導入療法中に SJS/TEN
が 1 件発現した場合には一次的に試験を中断し事象を精査することとし、死亡についてモニ
タリングした。
サブパイロット試験は 2004 年 6 月に開始され、ステージ III/IV 期の 7 例が登録された。サ
ブパイロット試験では、リツキシマブの 4 回投与で未知で早期の有害事象が生じないことを
確認した。1.25 年の事前に設定された安全性評価期間の後、2005 年 9 月にパイロット試験が
開始された。2006 年 10 月までに 44 例がパイロット試験に登録された。事前にリツキシマブ
投与を受けていた 5 例は除外となり、1 例は CNS 芽球を有していたことからグループ C に移
行し、以降の解析対象からは除外された。結果的としてパイロット試験 38 例及び部分集団パ
イロット患者 7 例が評価対象となった。
登録患者の平均年齢は 11 歳(範囲:1-23 歳)
、4 歳未満が 11%で、男女比が 3.5:1 であっ
た。89%が St Jude III 期、48%の患者で LDH が施設正常値上限の 2 倍以上、BL 56%、DLBCL
22%、原発性縦隔 B 細胞性リンパ腫(以下、PMBCL)9%であった。
奏効率(完全寛解/部分寛解)は、2 回の寛解導入療法完了後の評価においてサブパイロ
ット試験患者で 75%(95%CI: 30-95%)
、パイロット試験患者で 89%(95%CI: 73-96%)であっ
た。1 回目の地固め療法後に残存病変を認めた場合、治療強度が高いグループ C の地固め療
法に移行することとし、1 例が該当した(地固め療法後の完全奏効率:95%)
。
再発が 3 例に認められ、PMBCL 4 例のうち 2 例が登録 8 ヵ月後及び 34 ヵ月後に再発した。
残りの 41 例のうち、BL の 1 例が 4 ヵ月後に再発した。再発例のうち 2 例が登録 13 ヵ月後及
び 18 ヵ月後に死亡した。43 例の最終的な追跡期間中央値は 3.5 年であった。全 45 例の 3 年
時点の EFS は 93%(95%CI: 79-98%)
、パイロット試験患者(リツキシマブ 6 回投与)の 3 年
時点の EFS は 95%(95%CI: 80-99%)、3 年時点の OS は 95%(95%CI: 83-99%)であった。
治療関連毒性による死亡例は認められなかった。最も高頻度でみられた grade 3/4 の非血液
毒性は、感染症、粘膜炎、疼痛であった。5 例に 19 件の SAE が発現した。リツキシマブに関
連する SAE は認めなかった。2 回目の寛解導入療法サイクルの後に発現した grade 3 の大腸炎
の 1 例は、リツキシマブ投与とおそらく関連ありとされた。256 回のリツキシマブ投与にお
いて grade 3/4 の infusion reaction は認めなかった。粘膜炎/口内炎及び SJS の高頻度の発現に
よる stopping rule は適用されなかった。寛解導入療法での grade 3/4 の粘膜炎の発現割合は、
COPADM1 で 11%、COPADM2 で 9%であった。抗薬物抗体について、解析に同意した 7 例の
投与後 6 週から 1 年後の 39 サンプルにおいて、抗薬物抗体は検出されなかった。
小児及び思春期の de novo B-NHL を対象としたリツキシマブの応用は、化学療法の代替に
なり得ると考えられ、これにより死亡率や晩期合併症(late effects)を軽減させ得る。
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