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令和4年版厚生労働白書 (434 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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2020 年度は、新型コロナウイルス感染症拡大による学校での献血の中止等が影響し、
前年度に比べ 10 代の献血者の減少が顕著であった。
また、2020 年 2 月下旬から献血血液の確保量が減少したため、日本赤十字社において
は、ホームページや献血 Web 会員サービス「ラブラッド」で献血への協力を呼びかける
とともに、厚生労働省においても、2020 年 3 月 3 日付けで事務連絡を発出し、自治体に
献血への協力を依頼するなど、新型コロナウイルス感染症拡大の状況下における献血の推
進に努めた。
また、2020 年 4 月、2021(令和 3)年 1 月及び 4 月に緊急事態宣言が発出された際に
も、献血血液の安定的な確保のための対応についての事務連絡を発出し、管下市町村や関
係団体等へ、
「緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業者」には「献血を実施する
採血業」が含まれていることの周知及び献血への協力を依頼している。
これらの取組みにより、2020 年 3 月以降は、多くの方に献血にご協力をいただき、必
要な献血血液を確保することができている。
2015(平成 27)年度から 2020 年度までの 6 年間を目標期間とする中期目標「献血推
進 2020」に続き、新たに 2021 年度から 2025(令和 7)年度までの 5 年間を目標期間と
健康で安全な生活の確保



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する中期目標「献血推進 2025」を策定し、①若年層(10 代から 30 代)の献血者数の増
加、②安定的な献血の確保、③複数回献血の推進、④献血 Web サービスの利用の推進を
目標に掲げ、引き続き、献血推進の取組みを強化している。
図表 8-9-1


2025 年度までの達成目標(「献血推進 2025」より)


目標の定義

令和 7 年度
目標値

(参考)
10 代
:6.6%
若年層(16 才~39 才)の人口に対す
若年層の献血者数の増加
6.7% 20 代
る献血者数の割合(献血率)
:6.8%
30 代
:6.6%

令和 2 年度
実績値
(参考)
10 代
:4.2%
5.4% 20 代
:5.5%
30 代
:5.6%

安定的な献血の確保

献血推進活動に協力いただける企業・
団体の数

70,000 社

60,854 社

複数回献血の推進

年に 2 回以上献血された方(複数回献
血者)の人数

1,200,000 人

1,024,863 人

献血 Web サービスの
利用の推進

献血 Web 会員サービス「ラブラット」
の登録者の人数

5,000,000 人

2,468,899 人

具体的には、以下の事項を重点的に取り組んでいる。

(1)献血の普及啓発

広く国民に献血の意義を理解し、献血を行ってもらうため、効果的な普及啓発を促進す

る。

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令和 4 年版

厚生労働白書