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令和4年版厚生労働白書 (395 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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第2部

7

現下の政策課題への対応

インフルエンザ対策について

(1)2021/2022 シーズンのインフルエンザの流行状況と総合対策について

インフルエンザは冬季を中心に毎年流行する感染症の一つであり、その病原体の感染力

が強いため、日本国内では毎年約 1,500 万人前後が、つまり、国民の約 10 人に 1 人の割
合で、インフルエンザに罹患している。
2009(平成 21)年に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1)についても、2011
(平成 23)年 3 月 31 日に、感染症法に定める「新型インフルエンザ等感染症」として認
められなくなった旨の公表を行い、その後は季節性インフルエンザ対策の一環として対応
している。
2018/2019 シーズンのインフルエンザの流行状況については、2018(平成 30)年第
49 週(12 月 3 日の週)に、全国の定点当たりの患者数が、流行入りの基準となる 1 を超
え 1.70 となって流行入りし、2019(平成 31)年第 4 週(1 月 21 日の週)に、当該患者
数が 57.09 まで上昇し、流行のピークを迎えた。2019/2020 シーズンの流行状況につい
ては、2019(令和元)年第 45 週(11 月 4 日の週)に例年よりも早く流行入り(1.03)
2020/2021 シーズン及び 2021/2022 シーズンについては、当該患者数が流行入りの基
準となる 1 を超えなかった。(図表 8-3-15)。
厚生労働省では、インフルエンザの流行に備えて、2021(令和 3)年 11 月に「今冬の
インフルエンザ総合対策」を取りまとめ、厚生労働省のホームページにインフルエンザに
関する情報を掲載した専用のページを開設*5 した。流行状況や予防接種に関する情報を提
供するとともに、日常的な予防を啓発するポスター、ツイッター、動画などを用いた感染



予防の普及啓発を行っている。

健康で安全な生活の確保

し、2019 年第 52 週(12 月 23 日の週)に当該患者数が 23.24 と流行のピークを迎えた。



8

インフルエンザ予防啓発ポスター

手洗いポスター

*5

令和 3 年度今冬のインフルエンザ総合対策について
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html

令和 4 年版

厚生労働白書

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