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年金エッセイの募集、年金広報コンテスト

日本年金機構において 2010（平成 22）年度より、公的年

金制度の普及・啓発活動の一環として、公的年金をテーマに
エッセイを募集し、厚生労働大臣賞、日本年金機構理事長賞
等の作品を選定している。
また、厚生労働省では、次世代を担う若い世代の方々と一
緒に年金について考えることを目的として、2019（令和元）
年度より「令和の年金広報コンテスト」を実施しており、
2021（令和 3）年度には、①ポスター部門、②動画部門の 2
部門について、それぞれ最優秀賞として厚生労働大臣賞を授
与した。
第

第 3 回「令和の年金広報コンテスト」
ポスター部門 厚生労働大臣賞受賞作品

章

5

4

年金教育教材の開発や学生との年金対話集会等の開催

若者も高齢者も安心できる年金制度の確立

厚生労働省では、より若いうちから年金制度を認識してもらうことを目的として、小学

＊12
や若年者を対象とした年金教育動画＊13 により、関心
生向け年金教育図書（年金漫画）

の持ちやすい形式による広報に取り組んでいる。2021（令和 3）年度においては、全国
の小中学校・公立図書館に年金漫画を配布するとともに、好評を博した年金教育動画の第
2 弾を制作した。
厚生労働省では、学生に年金について考えてもらうとともに、学生からの意見や指摘を
今後の年金行政に活かしていくことを目的として年金対話集会を開催している。2021 年
度は全国 24 の大学及び 4 の中学校・高校において開催（対面開催 12 回、オンライン開催
16 回）するとともに、デザインやアニメーション等を加えた若い世代向けの年金学習教
材を作成した。
これらの年金広報・教育の取組みが国際的に高く評価され、2022（令和 4）年 2 月に
は ISSA＊14 アジア・太平洋グッドプラクティス賞に次ぐ優秀賞（特別講評付）を受賞した。
日本年金機構では、公的年金制度に対する正しい知識と理解を深め、制度加入や保険料
納付に結びつけるため、自治体、地域の関係団体、年金委員と連携し、地域、企業、教育
の場などにおいて、年金制度説明会や年金セミナー等を実施し、地域に根ざした周知・啓
発活動に取り組んでいる。また、2021 年 2 月から、Web 会議ツールを活用した非対面形
式でのセミナー等の実施について運用を開始し、拡大を図っている。

＊ 12 「年金のひみつ」学研キッズネット https://kids.gakken.co.jp/himitsu/library-social001/
＊ 13 人気 YouTuber による年金クイズ動画 https://m.youtube.com/watch?v ＝ 8B6LqFUxsxQ
＊ 14 国際社会保障協会（International Social Security Association）

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令和 4 年版

厚生労働白書