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資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (77 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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施策 No.36
(2)状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる
①相談支援体制の整備(電話・SNS相談の 24 時間対応の推進等)
②人材育成等の支援
● 防衛省・自衛隊におけるカウンセリング・相談体制の充実【防衛省】
<施策の概要>
防衛省・自衛隊において、悩みの深刻化の未然防止などを図るため、各駐屯地等に部
内相談員や部内カウンセラー及び臨床心理士を配置し、これらの者に対するカウンセリ
ング能力向上教育を行うとともに、民間のカウンセラーの招へいや若年層を主な対象と
した、SNSを活用した相談体制を構築する。

【目標及び達成の期間】
令和7年度は、SNSによる相談窓口の設置期間を拡充(4月から翌年3月まで)し、
相談者の利便性向上を図るとともに、気軽に相談できる環境づくりを推進するほか、臨
床心理士やカウンセラーの養成教育に必要な部外講師を招へいすることなどにより、カ
ウンセリングに対する心理的な抵抗を低減させることに努める。
長期的には、全ての職員が相談したいときやカウンセリングを受けたいときに、部隊
等ですぐに相談ができたり、カウンセリングを受けたりすることができる体制の整備を
目指す。
これらの取組により、防衛省・自衛隊における孤独・孤立の予防等を推進する。

<現状>
防衛省・自衛隊においては、防衛大臣政務官を本部長とする自殺事故防止対策本部を
設置し、省全体でカウンセリング・相談体制の充実強化を図るなどの自殺事故防止策を
講じており、令和4年4月 25 日に「防衛省のメンタルヘルスに関する基本方針」を策定
した。
自殺事故の原因や傾向を分析したところ、自殺により亡くなられた職員は、臨床心理
士などの専門家によるカウンセリングを利用した者があまりいないことが確認されてい
る。
そのため防衛省・自衛隊では、臨床心理士などの専門家の助けを得ることが重要であ
るという認識の下、カウンセリング・相談体制の強化を図るため、次の取組を実施して
いる。
①職員の悩みの深刻化を未然に防止するため、各駐屯地等に部内相談員、部内カウンセ
ラー及び臨床心理士を配置するとともに、部外から民間のカウンセラーを招へいして
いる。
②職員の複雑な悩みに対応するため、部内相談員、部内カウンセラーに対して、カウン
セリング能力の向上を目的とした教育を行うなどの取組を実施。
③スマートフォンの普及に伴い、若年層のコミュニケーション手段がSNSに移行して
いることを踏まえ、SNSの中でも利用率が高いLINEを活用した相談窓口を設置
することにより、若年層が抱える悩みの早期解消を図る。

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