資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》 |
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(2)状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる
③関連施策の推進
● OTC乱用防止に係る取組の推進【厚生労働省】
<施策の概要>
OTC医薬品の乱用の背景の一つと考えられる孤独・孤立を抱える方の支援にもつな
がるという認識の下、令和6年度に、乱用の実態や背景、相談窓口等についてまとめた
啓発資材、販売者向けの対応マニュアル等を作成したところであり、OTC医薬品の乱
用防止に係る普及・啓発を図っている。
【目標及び達成の期間】
「医薬品の販売制度に関する検討会とりまとめ」
(令和6年1月 12 日公表)において、
「OTC医薬品の濫用の拡大防止に当たっては、医薬品の販売方法の規制や適正使用に
係る啓発といった対策のみならず、その背景として指摘されている自殺対策や孤独・孤
立対策等の社会的不安への対応についても、関係府省庁間で連携し取組を進めることが
重要」とされたことも踏まえ、OTC医薬品の乱用の背景の一つと考えられる孤独・孤
立を抱える方の支援にもつながるという認識の下、令和7年度は、引き続き、青少年等
に対する乱用防止の啓発活動を行う。
これにより、特にこども・若者のヘルスリテラシーの向上を図ることを通じて、包摂
社会の実現及び国民の保健衛生上の危害の発生・拡大の防止等を目指す。
<現状>
一般用医薬品等の過量服薬(いわゆるオーバードーズ)については、
「濫用等のおそれ
のある医薬品」を指定し、指定された医薬品については、購入しようとする者が若年者
の場合に氏名や年齢を確認する等の取扱いを義務付けている。
<課題>
麻薬・危険ドラッグなどの禁止薬物とは異なり、OTC医薬品は薬局や薬店で購入で
きるものであることを踏まえ、販売規制による乱用防止対策や医薬品の適正使用の啓発
に加えて、乱用のリスクの周知や、相談支援施設への橋渡し、販売や学校現場における
相談対応方法の周知など総合的な乱用防止対策を行う必要がある。
<今後の取組方針>
引き続き、令和6年度に作成した資材等を活用し、OTC医薬品の乱用に苦しむ方へ
の相談・支援先の周知を図るとともに、OTC医薬品の乱用防止に係る啓発活動を行う。
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