資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (152 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》 |
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(3)見守り・交流の場や居場所を確保し、人と人との「つながり」を実感できる地域づ
くりを行う
③人と人とのつながりを生むための施策の相乗効果を高める分野横断的な連携の促進
● 保険者とかかりつけ医等の協働による加入者の予防健康づくりの推進【厚生労働省】
<施策の概要>
かかりつけ医等と医療保険者が協働し、加入者の健康面や社会生活面の課題に対する
保健指導の実施や地域の相談援助等の活用の推進に取り組む保険者協議会を支援してい
る。
【目標及び達成の期間】
令和3年度から開始したモデル事業の実施結果を踏まえ、保険者協議会が取組を実施
する際の手順等を令和5年度中に整理し、保険者とかかりつけ医等の協働による加入者
の予防健康づくり事業を推進してきた。令和6年度からは保険者協議会が行う事業とし
て位置付けており、令和7年度も引き続き保険者協議会の取組を支援する。
これにより、かかりつけ医等が医療保険者等と協働しながら、加入者の孤独・孤立を
含む社会生活面の課題解消に資することを目指す。
<現状>
特定健診の結果、医療機関への受診が必要とされた加入者等について、医療保険者が
かかりつけ医等と連携し生活習慣病の重症化予防を図る必要があるものの、社会生活面
の課題が生活習慣病の治療を困難にしている場合もあり、地域社会で行っている相談援
助等も活用しながら社会生活面の課題解決に向けた取組が重要である。
そのため、医療保険者による受診勧奨等を契機として、かかりつけ医等と医療保険者
が協働し、加入者の健康面や社会生活面の課題について情報共有しながら、加入者の重
症化予防に必要な栄養指導等の保健指導の実施や地域社会で行っている相談援助等の活
用を進めることで、加入者の健康面及び社会生活面の課題を解決するための取組を推進
することが重要であり、令和3年度は全国7か所、令和4年度は全国6か所、令和5年
度は全国3か所の保険者協議会において、モデル事業を実施した。令和6年度からは保
険者協議会が行う事業として位置付け補助を行っており、鳥取県保険者協議会において、
社会的課題を有する加入者を支援する取組を実施している。
<課題>
孤独・孤立対策については、いわゆる「社会的処方」
(かかりつけ医等が患者の社会生
活面の課題にも目を向け、地域資源と連携する取組)の活用も重要としており、保険者
協議会による取組を広げるよう支援が必要である。
<今後の取組方針>
かかりつけ医等と医療保険者が協働し、加入者の健康面や社会生活面の課題に対する
保健指導の実施や地域の相談援助等の活用が推進されるよう、引き続き、保険者協議会
の取組を支援する。
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