資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》 |
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(1)孤独・孤立に至っても支援を求める声を上げやすい社会とする
③声を上げやすい・声をかけやすい環境整備
● 困難を抱える在外邦人に対するきめ細やかな支援の充実【外務省】
<施策の概要>
海外で困難を抱える邦人の様々な相談に応じて問題解決を図り、状況に応じた邦人保
護や支援を行っている。
【目標及び達成の期間】
・ 令和7年度は、在外公館の領事担当者研修の更なる充実化を図り、孤独・孤立問題に
ついての知識を更に深めて、きめ細やかな邦人援護につなげる。
・ 在外公館において孤独・孤立対策に関する啓蒙活動を推進し、在外邦人の間でも同問
題の認知度を高めていくことで孤独・孤立の「予防」に取り組む。
<現状>
海外で生活する在外邦人は孤独・孤立状態に陥りやすい傾向にあり、各在外公館にお
いては、困難を抱える在外邦人からの様々な相談に応じ問題の解決を図るとともに、金
銭的に困窮し家族・関係者からも支援を受けられない邦人に対しては、滞在費や帰国費
用の貸付けを行っている。また、精神疾患を抱える邦人については、複数公館が契約を
行っている精神医療専門家による支援を通じ、現地での措置入院や帰国支援につなげて
いる。
<課題>
在外公館及び在外邦人の間で孤独・孤立問題の認知度を更に高め、孤独・孤立の「予
防」に取り組むこと、適切な邦人援護を行うために必要な体制を構築していくことが、
引き続きの課題である。
<今後の取組方針>
海外で生活する在外邦人は孤独・孤立状態に陥りやすい傾向にあることを踏まえ、孤
独・孤立及びそれに付随する問題が原因で困窮する在外邦人の早期発見と対応に努める
ほか、孤独・孤立に陥った在外邦人が声を上げられるよう、引き続き、各在外公館にお
いて邦人に対する支援を広報しつつ以下の取組を行う。
〇在外で困窮状態に陥り、家族・関係者からも支援が受けられない邦人のための最後の
セーフティネットとして、最低限の滞在費や帰国費用の貸し付け等を行う。
〇海外において精神疾患を抱える邦人の保護・帰国支援のため、現地の複数公館におい
て精神医療専門家の支援を得る。
○以上に加えて、国内NPO団体とも連携し在外邦人の孤独・孤立等の問題への対応を
進めていく。
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