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資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (39 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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施策 No.5
(1)孤独・孤立に至っても支援を求める声を上げやすい社会とする
①孤独・孤立の実態把握
● 社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築【文部科学省】
<施策の概要>
様々な社会構造の変化を踏まえ、社会的孤立・孤独のメカニズムの解明、孤立・孤独
のリスク評価手法(指標など)及び社会的孤立・孤独の予防施策開発と、その PoC(概
念実証)までを一体的に推進する研究開発プログラム。

【目標及び達成の期間】
「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」では、総合知による
人文・社会科学の知見も活用した研究開発を通じ、人・組織・コミュニティ間の多様な
社会的つながり・ネットワークを構築し、社会的孤立・孤独を生まない社会の実現に寄
与することを目標とする。
<現状>
現在、人口減少・少子高齢化、経済変動、新型コロナウイルス感染症による影響等の
社会構造変化により、新しい状況下での社会的孤立・孤独問題が顕在化している。
こうした課題を踏まえ、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究
開発センター(RISTEX)では、令和3年度より、社会技術研究開発事業「SDG
sの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE)」の中で、「社会的孤立・孤
独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」の公募枠を新たに創設し、社会的孤立・
孤独に至る要因やメカニズムの分析を踏まえた、予防の観点からの社会的仕組みの創出
に資する研究開発を開始している。
<課題>
孤立・孤独問題の予防に資する社会的仕組みの創出には、短期的・応急処置的な施策
ではなく、人々の行動や心理、社会的背景を深く洞察する根源的で、横断的・俯瞰的な
アプローチを通して、再現性のある予防施策を開発・実装するための方法論の研究開発
が必要である。
<今後の取組方針>
「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」では、総合知による
人文・社会科学の知見も活用し、①社会的孤立・孤独のメカニズム分析、②人や集団が
孤立・孤独に陥るリスクの可視化や評価手法(指標等)、③孤立・孤独を予防する社会的
仕組みの創出に向けた研究開発を推進している。開発した予防施策を概念的なものに留
めず実装につなげるために、国内の特定地域や、学校、職場、コミュニティなどを対象
として、社会的孤立・孤独の予防施策の効果検証を含めた概念実証まで行うとともに、
研究知と現場知の相互作用の促進、ICTや芸術分野など異分野との融合的な取組を積
極的に推進することとしている。

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