援制度の手続情報への接続を開始。さらに携帯電話事業者と連携して、携帯電話料
金の支払いが遅れている方に対する案内において、「あなたはひとりじゃない」を
紹介する、プッシュ型での情報発信の取組を開始した。
〇

令和５年８月中旬以降、「大丈夫！あなたはひとりじゃない」キャンペーンを実
施した。孤独・孤立は誰にでも起こり得ることであり、国民に身近な問題であると
いう社会認識を醸成することを目的としたメッセージ動画や、孤独・孤立対策担当
大臣と孤独・孤立対策に資する取組を行っている民間企業の担当者との座談会動画
を配信した。

〇

令和６年５月には、孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム分科会１の検討成
果を踏まえ決定した「孤独・孤立対策強化月間」を初めて本格実施した。社会全体
で孤独・孤立の問題への理解・意識や対策の気運を高めていくことを目的に、広報
ポスター等を用いた周知活動をはじめとした様々な取組を全国の地方公共団体や関
係団体と連携して展開した。また、強化月間特設ウェブページを開設し、孤独・孤
立の問題に関する情報や関係団体の取組をウェブページ内で集約して発信するとと
もに、問題の啓発や対策の推進に資する内容の各種イベントを特設オンライン空間
上で開催した。さらに、新生活や長期休暇による心身のストレスなど、悩みを抱え
やすい時期であることから、悩みを抱える方に向けた相談窓口を特設オンライン空
間上に試行的に設置した。令和７年５月の「孤独・孤立対策強化月間」では、令和
６年の取組を継続実施することに加え、つながりサポーター養成講座の普及に向け
た広報動画の作成・発信など、取組を強化した。

７．つながりサポーターの養成に向けた取組
〇 孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム分科会１「「声を上げやすい・声をか
けやすい社会」に向けた取組の在り方」の検討成果を踏まえ、孤独・孤立の理解・
意識や気運を社会全体で高めていくため、孤独・孤立の問題について知識を身に付
け、身の回りの人に関心を持ち、できる範囲で困っている人をサポートすることの
できる人材、「つながりサポーター」の養成に向けた取組を進めている。
令和５年度においては、「つながりサポーター」の養成に必要なカリキュラム等
の検討を行い、地方公共団体や企業、専門学校を含む、全国５か所においてつなが
りサポーター養成講座の試行実施を行った。
また、令和６年度においては、地方公共団体や企業、ＮＰＯを含む全国 24 か所で
の養成講座を実施したほか、こども向けテキストの検討を進めるとともに、「孤独・
孤立対策強化月間」の特設オンライン空間において、つながりサポーター養成講座
を実施した。
令和７年度の「孤独・孤立対策強化月間」においては、上記６．に記載のとおり、
つながりサポーターの普及に向けた取組を強化した。
８．海外との連携・国際的理解の増進
〇 令和３年６月の日英の孤独担当大臣会合の開催及び共同メッセージの公表、同年
７月の孤独・孤立対策担当大臣と欧州委員会副委員長との会談及び共同発表、令和
４年６月の「孤独・孤立対策に関する駐日大使会合」の開催など、孤独・孤立対策
に関する海外との情報共有や国際的理解の増進等のための取組を行った。

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