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資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (118 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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施策 No.73
(3)見守り・交流の場や居場所を確保し、人と人との「つながり」を実感できる地域づ
くりを行う
①人間関係を豊かにするつながり・居場所づくり
● 農福連携の推進【農林水産省】
<施策の概要>
農福連携とは、農業と福祉が連携し、障害者の農業分野での活躍を通じて、農業経営
の発展とともに、障害者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取組であり、
令和6年6月に決定した「農福連携等推進ビジョン(2024 改訂版)」
(令和6年6月5日
農福連携等推進会議決定)に基づき、この取組を推進している。

【目標及び達成の期間】
令和 12 年度末までに、農福連携等に取り組む主体数を 12,000 以上とすることを目標
とする。
農福連携等の推進により、障害者や高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者、
犯罪をした者等が個々の特性を活かして農業に参画することで、人と人との「つながり」
を実感できる地域づくりを推進する。

<現状>
農福連携の取組により、年々高齢化している農業現場での貴重な働き手の確保や、障
害者の生活の質の向上等が期待されている。
農福連携は、様々な目的の下で取組が展開されており、これらが多様な効果を発揮さ
れることが求められるところであり、持続的に実施され地域に定着していくためには、
農福連携に取り組む農業経営が経済活動として発展していくことが重要であり、個々の
取組が地域の農業、日本の農業・国土を支える力になることが期待される。
<課題>
農福連携については、農業経営の発展とともに、障害者の社会参画を実現する取組で
あり、取組主体数は大きく増加している。今後、農村の人口減少・高齢化が急激に進行
することが見込まれる中、障害者等が貴重な農業人材として活躍できるよう、取組の更
なる拡大に向けた仕組みづくりと認知度の向上、障害者その他の社会生活上支援を必要
とする者の社会参画とこれを通じた地域農業の振興が重要である。
<今後の取組方針>
農業法人、社会福祉法人等による障害者、高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態に
ある者、犯罪をした者等への就労支援、農福連携に関する専門人材の育成、障害者等が
働きやすい生産施設、障害に配慮したトイレや休憩施設、バリアフリー化の整備などの
支援を行う。また、市町村、農業や福祉の関係者等が参画し、農業経営体と障害者就労
施設のマッチング等を行う地域協議会の拡大、ノウフクの日(11 月 29 日)等による企
業・消費者も巻き込んだ取組の意義や効果の理解促進、世代や障害の有無を超えた多様
な者が農業体験を通じて社会参画を図るユニバーサル農園の普及・拡大等を推進する。
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