資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (135 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》 |
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(3)見守り・交流の場や居場所を確保し、人と人との「つながり」を実感できる地域づ
くりを行う
①人間関係を豊かにするつながり・居場所づくり
● 非行少年を生まない社会づくり【警察庁】
<施策の概要>
問題を抱えた少年に対する継続的な助言や少年警察ボランティア等と協働した支援活
動等を通じて、再非行防止対策を推進する。
【目標及び達成の期間】
令和7年度は、社会奉仕体験活動等への参加の促進や修学・就労等に関する支援等の、
個々の少年のニーズに応じた支援活動の更なる充実を図る。
これにより、少年が自分の居場所を見いだせず、孤立したり疎外感を感じたりしない
よう、周囲の人々とのつながりの中で少年に自己肯定感や達成感を感じさせ、また、他
人から感謝される体験を通じてきずなを実感させることにより、少年に心のよりどころ
となる居場所を作り、孤独・孤立の抑止につなげる。
<現状>
少年の規範意識の向上と少年を取り巻く地域社会とのきずなの強化を図るため、都道
府県警察の少年サポートセンターの少年補導職員等を中心に、問題を抱えた少年に対す
る継続的な助言や少年警察ボランティア等と協働した支援活動等を通じて、再非行防止
対策を推進するとともに、地域に対する情報発信、少年警察ボランティア等の協力によ
る街頭補導、非行防止教室の開催等の取組を推進し、少年を見守る社会気運の向上を図
るなど、「非行少年を生まない社会づくり」を推進している。
この取組の一環として、社会奉仕体験活動や農業体験活動等の生産活動、スポーツ活
動等への参加の促進や、修学・就労等に関する支援を図っているところ、こうした体験
等を通じて少年に周囲の人々とのきずなを実感させることは、その孤独・孤立の抑止に
もつながるものである。
<課題>
上記各種活動等への参加の促進や修学・就労等に関する支援の実施を通じ、個々の少
年のニーズに応じた支援の更なる充実を図る必要がある。
<今後の取組方針>
全国の少年の支援を担当する警察職員に対し、専門的な知識を習得させるための教育・
研修を実施し、カウンセリング技術や問題解決能力の向上を図る。
また、継続的に少年及び保護者と連絡をとり、相談への助言等を実施していくほか、
大学生ボランティアをはじめ、少年警察ボランティア等と協働し、修学・就労に向けた
支援、社会奉仕体験活動等への参加機会の確保等、個々の少年の状況に応じた支援活動
を実施する。
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