資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (176 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》 |
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(3)見守り・交流の場や居場所を確保し、人と人との「つながり」を実感できる地域づ
くりを行う
④地域における包括的支援体制等の推進
● 高齢又は障害により福祉的な支援を必要とする矯正施設退所者等の地域生活への定着
等の促進【厚生労働省】
<施策の概要>
平成 21 年度より、「地域生活定着支援センター」を整備し、高齢又は障害により支援
を必要とする矯正施設退所者等に対して、保護観察所等と協働し、退所後直ちに福祉サ
ービス等につなげている。
【目標及び達成の期間】
地域生活定着支援センターが重層的支援会議や(自立支援)協議会等の各種協議体に
参加した回数を、令和7年度は 480 回以上(1か所の地域生活定着支援センター当たり
平均 10 回以上)にする。
また、矯正施設退所者を受け入れた施設等への助言等を行うフォローアップ業務終了
事由の再犯等の者の人数を、矯正施設入所者の帰住地調整等を行うコーディネート業務
により受入先に帰住した者の人数で除した、直近の2年平均の値を、令和7年度は
21.1%以下とする。
これらの他機関連携による取組を通じ、高齢又は障害により、福祉的な支援を必要と
する矯正施設退所者等の社会復帰及び地域社会への定着を支援し、地域共生社会の実現
を図るとともに、その結果として再犯を防止し、また、孤独・孤立の防止に資すること
を目指す。
<現状>
各都道府県が実施主体となっている地域生活定着支援センターが、高齢又は障害のあ
る被疑者・被告人の福祉サービスの利用調整、釈放後の継続的な援助等や、帰住先がな
い高齢又は障害のある矯正施設入所者の退所後の帰住先の確保、福祉サービスの利用調
整、退所後の継続的な援助等を行うことで、その社会復帰及び地域生活への定着を促進
し、地域共生社会の実現を図るとともに、その結果として再犯を防止し、帰住先がなく、
必要な福祉サービスを利用できないことなどによって孤独・孤立状態となることを防止
している。
また、地域に暮らす矯正施設退所者等に対する福祉サービスの利用等に関する相談支
援、支援ネットワークの構築、各種研修や普及啓発活動も行っている。
<課題>
高齢又は障害により、福祉的な支援を必要とする矯正施設退所者等の孤独・孤立の防
止等のため、関係機関との連携の更なる充実強化や地域生活定着支援センターの実施体
制の確保、地域生活定着支援センターによる効果的な支援等を継続的に実施することが
必要である。
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