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資料2:「孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画」改定案 (66 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai3_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第3回 5/27)《内閣府》
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施策 No.28
(2)状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる
①相談支援体制の整備(電話・SNS相談の 24 時間対応の推進等)
● 学生のメンタルヘルスケア支援等【文部科学省】
<施策の概要>
各大学等に対し、相談窓口等の情報や学内相談体制の整備について、周知・啓発を行
うとともに、関係機関と協力し、学生のメンタルヘルスケアに関する調査を実施してい
る。
【目標及び達成の期間】
令和7年度は、現在の学生の孤独・孤立等の実態や背景を把握し、対応施策を検討・
実施することや、大学等に対して学生相談体制の充実を要請することにより、学生の孤
独・孤立の実態に即した取組を進展させることを目標とする。
長期的には、学生の孤独・孤立の実態の推移や新たな課題等を把握し、対応施策の実
施や、大学等に対する継続的な情報提供を行いつつ、学生相談体制の充実を要請するこ
とにより、学生の孤独・孤立の実態等に即した取組を進展させ、学生の望まない孤独・
孤立の状況を改善させることを目標とする。

<現状>
各大学等に対し、学生のメンタルヘルスを十分にケアできるよう、学内の組織体制の
整備(相談窓口の設置、学生から相談しやすい体制の構築)、カウンセラーや医師等の専
門家や関係機関との連携等、学生の悩みや不安に寄り添った対応を累次にわたり依頼し
ている。また、関係省庁と連携し、自治体で設置する相談窓口やメンタルヘルスケアの
サポートに役立つ情報や、
「学生の自殺防止のためのガイドライン」等について、各大学
等に周知しているほか、関係機関と協力し、学生の修学状況等に関する調査や大学等の
取組状況を把握するための調査等を実施している。
<課題>
「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」の学生が孤独・孤立と感じている状況等
を踏まえ、各大学等において、学内組織等の更なる連携促進や、相談窓口の情報等が一
人一人の学生に行き渡るような、効果的な情報発信の実施等により、学生のメンタルヘ
ルスケアの取組を一層充実させる必要がある。
<今後の取組方針>
国全体で実施する「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」、文部科学省及び関係機
関で実施する「大学における死亡学生実態調査」、「大学等における学生支援の取組状況
に関する調査」等により、学生の孤独・孤立等の実態や悩み、その背景等を引き続き把
握し、学生生活上の課題に即した対応施策を実施する。また、大学等に対し、各種調査
結果等に関する情報提供をしつつ、学生のメンタルヘルスを十分にケアできるよう、学
内の組織体制の整備(相談窓口の設置、学生から相談しやすい体制の構築)、カウンセラ
ーや医師等の専門家や関係機関との連携、学生の悩みや不安に寄り添ったきめ細かな対
応、相談窓口の情報等が学生一人一人に行き渡るような効果的な情報発信等について、
引き続き要請する。
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