資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
<評価の視点>
・ NCDAと
独立行政法人
医薬品医療機
器総合機構
(PMDA)
が運営・管理
するMID-
NETのデー
タの連携にお
いて、更なる
データ連携に
ついて検討を
進めている
か。
(3)外部データベースとの連携
令和元年度より厚生労働省からの補助事業として、MID-NET(※1)を活用
した医薬品等の安全対策の高度化を図ることを目的に、国立病院機構診療情報集積基
盤(NCDA)で解析している各種医療データを医薬品医療機器総合機構(PMD
A)のMID-NET側で解析が可能となるように変換し、提供することで、統合解
析(※2)するための環境を構築する「医療情報データベース連携推進事業」を開始
した。
NCDAから抽出されるデータをMID-NETの分析用データセットと同様の形
式に変換するための医療情報データベース連携用変換ツールを作製し、令和2年度
は、PMDAのMID-NET側で実施した利活用がNCDA側にて同様の利活用結
果が得られるか検証できるように調整を進め、令和3年度は、医薬品製造販売後調
査、GPSP省令対応に対応すべく、PMDA、MID-NETの体制を参考とし、
整備すべき事項等を双方で協力して確認を行った。令和4年度は、令和5年度のレセ
プトとDPCの連携データ提供の運用開始に向けて、調整、準備、GPSP省令(※
3)対応のため各種規程・手順書の整備を進めた。令和5年度は、レセプト及びDP
Cデータの提供に向けた調整、テスト等を行い、10月に運用を開始した。令和6年
度は、レセプト及びDPCデータの収集システム及びネットワークの更新を行うとと
もに、レセプト及びDPCの連携データについて、実際に利活用者への提供を行う等
の取組を行った。
NHOの「NCDA」は、MID-NETより中小規模の病院が多く、慢性期疾患
のデータも多く含まれているため、NCDAとMID-NETを連携し、統合解析す
るための環境を構築することは、医薬品等の品質、有効性及び安全性を確保するため
の医薬品の製造販売後調査等のデータ規模拡大やその他利活用可能データの拡充につ
ながり、医薬品の有害事象リスクの把握、安全対策の高度化、処方実態の確認などの
「リアルワールドデータ」(※4)の実用化に向けて貢献できる。
※1MID-NET:厚生労働省の事業で構築されたデータベースシステムで、国内
の医療機関が保有する電子カルテやレセプト等の電子診療情報
をデータベース化して、それらを解析するためのシステム。
※2統合解析:各医療情報がどのような関係で成り立っているのかを調べる。
※3GPSP省令:医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省
令。
※4リアルワールドデータ:臨床研究、治験等以外の日常診療で得られた医療情
報。
93
主務大臣による評価
自己評価
年 度 計 画 の 目 評定
標を達成した。