資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
4.虐待防止対策について
令和5年12月に、大牟田病院において障害福祉サービス利用者に対する虐待事案が発覚
したため速やかに自治体に通報し、一部の事案については自治体より虐待認定がなされた。
本事案については法人として重く受け止め、全病院長に対し、全職員への虐待防止や人権
擁護への意識の徹底を図るよう指示するとともに、臨時の病院長会議を開催し、改めて全病
院が当事者意識を持つこと、また、各病院の虐待防止に係る取組事例を共有するなど、法人
一体となって虐待防止に取り組んだ。
本部においては先立って、虐待防止に係る相談・通報を受け付ける窓口を職員や患者・家
族等に改めて確実に周知するよう各病院に指示するとともに、当該窓口の周知状況等に係る
病院間での相互チェックを行うために医療安全相互チェックの項目を追加した。また、教育
研修体制の強化として、全職員に向けた虐待防止に係るeラーニングを作成、配信するとと
もに、本部が主催する障害者虐待防止対策セミナーにおいては第三者の参画を得て、有識者
による講演のみならず、障害を有する当事者からも講演をいただいた。
令和6年10月に、大牟田病院において設置した第三者委員会から再発防止策等の提言が
なされたことを受け、当該病院においては提言において指摘された課題を克服するため、多
職種による検討を重ねた上、「国立病院機構大牟田病院ビジョン」を策定し、公表した。
また、本部においても虐待防止プロジェクトチームを設置し、当該病院の再発防止策にと
どまらず、NHOとしての対応を検討した。
具体的には、以下の3つの視点から、NHOとしての虐待防止及び発生時の取組に係る
「基本的な考え方」を整理した上、NHO内外の施設を訪問、虐待防止に向けた具体的な取
組例を収集し、各病院に通知した。
① 職員の意識改革(人権意識、教育研修の充実)
・ 臨時の病院長会議を開催、各病院の虐待防止に係る取組事例を共有
・ 全職員に向けた虐待防止に係るeラーニングの作成及び配信
・ 障害者虐待防止対策セミナーでの有識者(第三者)及び障害を有する当事者から
の講演
・ 多職種によるグループディスカッション、ロールプレイング 等
② 内部通報体制・システムの実効性確保
・虐待防止に係る相談及び通報を受け付ける窓口について、職員、患者や家族への周
知徹底 等
③ 「外部の目」の導入
・家族会や地域との交流、虐待防止委員会の外部委員の参加 等
20
主務大臣による評価
自己評価
評定