資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (93 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
<評価の視点>
・ 国が推進す
るHL7FH
IR準拠規格
を用いたデー
タ収集が可能
となるよう実
証を進めてい
るか。
5.電子カルテ情報の収集・分析をするためのIT基盤構築について
(1)NHO診療情報集積基盤(NCDA)の拡大
「世界最先端IT国家創造宣言」(平成27年6月30日閣議決定)においてNH
Oに対して求められている「電子カルテデータを標準的な形式に変換して出力・集積
する事業を先行的に実施し、対象病院を順次拡大できる汎用的な手順書を作成して公
開する」という我が国の電子カルテデータ標準化の全国普及・展開に資するため、国
の補助金を得て平成27年度に構築した厚生労働省が推奨しているSS-MIX2標
準規格を用いて電子カルテ情報を収集・集積するIT基盤(国立病院機構診療情報集
積基盤(NCDA))を令和4年度も引き続き運用するとともに、この電子カルテデ
ータ標準化のためのIT基盤構築事業を発展・充実させるため、事業参加病院数を、
令和6年度に7病院を追加し、84病院となった。
また、主要ベンダーとNCDAとの接続試験を引き続き行うとともに、平成29年
度に当初は収集できなかった診療経過記録や退院時サマリ、紹介状データについても
集積ができるよう改修したことで、より精度の高い臨床疫学研究等の実施が可能にな
るデータベースとして運用している。さらに、今後標準規格となることが予定されて
いるHL7FHIR準拠規格について、データ収集が可能となるよう、導入に向けた
検証を行った。
【NCDA保有患者データ数(実患者)】
令和5年度末 410万人 → 令和6年度末 460万人
(うち新規7病院 5万人)
(2)NCDAを活用した災害時診療情報の抽出等
NCDAの標準化機能を活かして、様々なベンダーの電子カルテから災害診療記録
用の電子フォーマットの出力が可能となるよう対応モジュールをバージョンアップ
し、災害時に必要な診療情報の自動抽出化等の開発及び検証を行い、その結果を導入
手順書として公開している。
本モジュールの活用により、被災地の病院での医療ニーズをNHO本部で集計する
ことが可能になり、本部が病院に代わり災害対策本部へ必要な情報を提供する等、災
害時の病院の後方支援に役立てている。
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主務大臣による評価
自己評価
年 度 計 画 の 目 評定
標を達成した。