資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (74 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
主務大臣による評価
業務実績
自己評価
3.質の高い結核医療の実施
評定
(1)我が国の結核医療におけるNHOの役割
結核医療は、NHOで担う医療の重要な一分野であり、ほとんどの都道府県におい
て結核医療の中心的役割を担っており、年々、結核患者は減少傾向であるが、地域の
ニーズを踏まえた体制を確保し、多剤耐性結核など難易度の高い結核にも引き続き対
応した。
結核病床については、入院患者数及び病床利用率は低下傾向にあることから、効率
的な病棟運営のため、複数の結核病棟を保有している病院においては、病棟の休棟又
は廃止、モデル病床の設置、また、単一の結核病棟を保有している病院においては、
結核病床を一部削減の上、一般病床とのユニット化を行うなどの取組を引き続き進め
ている。
令和5年度
結核病床を有する病院
43病院
延べ入院患者数(結核)
144,357人
うち多剤耐性結核延べ入院患者数
2、243人
多剤耐性結核の占める割合
1.55%
在院日数(結核)
59.5日
病床数(結核)
1,169床
病床利用率(結核)
39.4%
<評価の視点>
・ 多剤耐性結
核や複雑な管理
を要する結核へ
の対応を行って
いるか。
→
→
→
→
→
→
→
令和6年度
42病院
121,319人
2,201人
1.81%
69.5日
1,035床
39.9%
(2)結核患者に対するDOTS(直接服薬確認療法)の推進
結核の蔓延を防止し、多剤耐性結核の発生を予防するためには、結核患者に確実に
抗結核薬を服用させる必要があり、厚生労働省はDOTS(直接服薬確認療法※1)
を推進しており、NHOも、結核病床を有する42病院において令和6年度も引き続
き推進を図っている。令和6年度には1,972回のDOTSカンファレンスを実施
し、DOTS実施率(※2)は引き続き高い水準を維持し、98.4%であった。
※1医療関係者において、患者が処方された薬剤を服用することを直接確認し、患者
が治癒するまで保健サービスの経過をモニターすること。
※2主病名が肺結核かつ3日以上180日未満の期間入院した患者で抗結核薬を投薬
した患者の実施率
73
年度計画の目
標を達成した。