資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
その際、電子
カルテデータ
をもとにした
診療情報集積
基盤(NCD
A)や、レセ
プト・DPC
データをもと
にした診療情
報分析システ
ム(MIA)
といった標準
化された診療
データを収
集・分析する
データベース
を引き続き運
用し、更なる
標準化データ
の収集や規模
の拡大に取り
組む。
また、医療
の質の向上、
臨床研究及び
効率的な病院
経営に資する
利活用を推進
するととも
に、国の医療
情報政策に基
づき、外部の
データベース
との連携や外
部機関へのデ
ータ提供につ
スでも用いら
れる方針であ
り、今後標準
規格となるこ
とが予定され
ているHL7
FHIR準拠
規格を用いた
データ収集が
可能となるよ
う実証を進め
る。
また、国の
医療情報政策
に基づく、N
CDAと独立
行政法人医薬
品医療機器総
合機構(PM
DA)が運営・
管理するMI
D-NETの
データを連携
において、レ
セプト・DP
Cデータの提
供を開始した
が、更なるデ
ータ連携につ
いて検討を進
める。
<NHO病院の診療状況の可視化>
患者数や患者特性をはじめとした患者基本情報、診療行為、加算、薬剤処方、手術など
の診療報酬請求情報をもとに、「診療内容や診療経過は他院と比べて違いがあるか」「地
域の連携体制はどの程度進んでいるか」「どの分野の診療が多く行われているか」などの
視点から分析を行った。対象は、全NHO病院であり、NHO内の同規模病院や自院の診
療状況の比較も可能な分析を行った。
<地域の病院との比較>
厚生労働省のDPC公表データを利用して、NHO病院と近隣の他病院の診療状況を
地図上にマッピングして、疾患シェアなどの比較を可能とした。各NHO病院が立地し
ている地域の医療において、各NHO病院が果たしている役割や位置付けを可視化・分
析した。「地域医療においてNHO病院の強みとなる診療分野は何か」「これからどの
ような診療分野を強化する必要があるか」など、NHO病院が今後の方向性を決定する
助けとなる分析を行った。
令和6年度の診療機能分析レポートで行った分析内容の概要は下記のとおりである。
○疾患別分析
厚生労働省の定めた5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病及び精神疾患)
を対象として、NHO病院における患者数や診療状況を可視化・分析した。
○地域分析
当分析レポートユーザーがNHO病院の周辺地域における患者シェアを地理情報と
ともに知ることができる地域分析を行った。マウス操作によりインタラクティブな操
作が可能な地図を用いたことで、NHO病院及び同じ二次医療圏の他病院を地図上に
マッピングして、周辺地域における疾患の患者シェアの可視化を可能とした。
○病床機能別分析
NHO病院の重要な使命の一つに、患者に対して全国的にばらつきのない標準医療
の持続的な提供が挙げられる。NHO病院の標準医療の実現・維持のための方針策定
の一助として、NHO病院の病床機能分析を行い、結果を各NHO病院に共有した。
これらの分析により、各NHO病院が自院やNHO内の他院を含めた全体像の把握
が可能となっている。
いても積極的
に貢献する。
89
主務大臣による評価
自己評価
評定