資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (155 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
2 経費の節 2 効率的な
減及び資源の 経営の推進と
有効活用
安定的な経営
基盤の構築
各病院が地
域から求めら
れる医療を着
実に実施する
とともに、国
の医療政策に
貢献するため
にも、病院と
本部・グルー
プ担当理事部
門が一体とな
り、引き続き
経営改善に取
り組むことに
より、収支改
善による経営
基盤の安定化
を図る。
経営改善の
取組等により
収支均衡の経
営を目指すこ
ととし、中期
計画期間の各
年度の損益計
算において、
機構として経
常収支を前年
度(令和5年
度は新型コロ
ナへの対応に
関連した補助
2 効率的な
経営の推進と
安定的な経営
基盤の構築
各病院が地
域から求めら
れる医療を着
実に実施する
とともに、国
の医療政策に
貢献するため
にも、病院と
本部・グルー
プ担当理事部
門が一体とな
り、引き続き
経営改善への
取組を進め、
収支改善によ
る経営基盤の
安定化を図
る。
経営改善の
取組等により
収支均衡の経
営を目指すこ
ととし、令和
6年度の損益
計算におい
て、機構全体
として経常収
支を前年度
(新型コロナ
への対応に関
連した補助金
等を除く。
)以
<評価の視点>
・ 病院と本
部・グループ
担当理事部門
が一体とな
り、引き続き
経営改善への
取組を進め、
収支改善によ
る経営基盤の
安定化を図っ
ているか。
2
効率的な経営の推進と安定的な経営基盤の構築
自己評価
年 度 計 画 の 目 評定
標を達成した。
1.経常収支及び総収支について
(1)経常収支
令和6年度も引き続き、救急医療、産科・小児科・精神科等の地域で求められる医
療を提供し、救急車受入数は229,896件(前年度比366件増)受入れ、手術
は206,364件(前年度比2,663件増)実施し、病床利用率は78.8%
(昨年度比0.5%増)となるなど、これらの取組の結果、医業収益は10,436
億円と昨年度より246億円増加したが、コロナ補助金(病床確保料)の廃止に伴
い、経常収益は減少した(10,829億円、昨年度比▲29億円) 。
また、他法人との共同入札の実施やNHO内での共同入札等の費用の節減努力を行
ってきたが、物価高騰に伴う材料費の増加や委託費の増加、基本給の引上げ等による
給与費の増加等が顕著となり、経常費用は昨年を大きく上回る11,204億円(昨
年度比+393億円)となった。
令和7年3月に公表された病院団体の調査結果(※)等では、日本全体で経営状況
が悪化しており、NHOにおいても費用の増加が収益の増加を上回り、経常収支は3
75億円の赤字、経常収支率は96.7%、病院経営の主軸である医業収支は、40
8億円の赤字と厳しい結果となった。
(※)
【緊急調査】2024年度診療報酬改定後の病院の経営状況(日本病院会・全
日本病院協会・日本医療法人協会・日本精神科病院協会・日本慢性期医療協
会・全国自治体病院協議会)
(2)総収支
令和6年度は、総収支433億円の赤字となった。
<定量的指標>
・ 経常収支
主務大臣による評価
令和5年度
令和6年度
経常収支
47億円
▲375億円
金等を除く。
) 上とすること
以上とするこ 等目指す。
総収支額
6億円
▲433億円
提供する医療
の規模は新型
コロナ前の令
和元年度並み
若しくはそれ
以上の水準ま
で増加させる
ことで地域医
療に貢献しつ
つ収益の改善
に努め、医療の
提供による収
益は増加して
いるものの、物
価高騰等に伴
う材料費・委託
費の増加、基本
給の引上げ等
による給与費
の増加等が顕
著であった。ま
た、令和7年3
月に公表され
た病院団体の
調査結果では、
医業利益・経常
利益の赤字病
院割合は増加
したとされて
おりNHOに
限らず日本全
体で経営状況
が悪化してい
る。
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