資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (68 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
② セーフテ
ィネット分野
の医療の確実
な提供
2040年
に向けて、引
き続き機構が
自主性を保ち
ながら良質な
医療を提供し
地域から必要
とされる医療
機関として選
ばれ続ける努
力をした上、
重症心身障
害、筋ジスト
ロフィーをは
じめとする神
経・筋疾患、
結核、医療観
察法に基づく
精神科医療な
ど多くの設置
主体では体制
の整備が困難
又は不採算と
されることか
ら、アプロー
チが困難とさ
れる分野につ
いても、患
者・家族が安
心して治療及
び療養
② セーフテ
ィネット分野
の医療の確実
な提供
2040年
に向けて、引
き続き機構が
自主性を保ち
ながら良質な <評価の視点>
医療を提供し ・ 障害者の日
地域から必要
常生活及び社
とされる医療
会生活を総合
機関として選
的に支援する
ばれ続ける努
ための法律
力をした上、
(平成17
重症心身障
年法律第12
害、筋ジスト
3 号)に基
ロフィーをは
づく療養介護
じめとする神
を始めとする
経・筋疾患、
障害福祉サー
結核、心神喪
ビスの更なる
失等の状態で
充実を図って
重大な他害行
いるか。
為を行った者
の医療及び観
察等に関する
法律(平成1
5年法律第1
10 号。以
下「医療観察
法」とい
う。
)に基づ
く精神科医療
など多くの設
置主体では体
制の整備が困
②
主務大臣による評価
自己評価
セーフティネット分野の医療の確実な提供
〇セーフティネット分野の医療への対応
NHOでは重症心身障害、神経・筋疾患、筋ジストロフィー、結核、医療観察法に基づ
く精神科医療など他の設置主体では人材を含む体制の整備が困難又は不採算であることか
ら実施が困難な分野(セーフティネット分野)の医療の確実な提供に取り組んでいる。
1.重症心身障害児(者)、神経・筋疾患患者への対応
(1)療養介助職の充実による介護サービス提供体制の強化
NHOの療養介護サービスを提供する病棟において、医療だけでなく介護の視点か
らもより質の高い患者サービスを実施するため、令和6年度においては、重症心身障
害・筋ジストロフィーを主とする療養介護病棟等で療養介助職1,338名を定数配
置し、長期療養患者のQOLの基本である入浴、食事、排泄等の日常生活のケアに係
る介護サービスの提供体制を引き続き確保した。
また、療養介護サービスを提供する上では障害者への虐待の防止が重要であること
から、必要な知識を得るとともに、自らの言動や行動を振り返りつつ自施設で取り組
むべき課題を明らかにするグループワークを行い、病院間での取組事例を共有するこ
とでNHO全体としての障害者虐待防止に係る意識向上を図ることを目的とした「障
害者虐待防止対策セミナー」を令和6年度も引き続き実施し、67名が参加した。
【療養介助職定数(常勤)】
令和5年度 76病院 1,329名 → 令和6年度 76病院 1,338名
(2)多職種協働による長期療養患者のQOL向上のための具体的取組(再掲)
長期療養患者のQOL向上のため、単調になりがちな長期療養生活でも、季節の移
ろいや生活の楽しみを感じる機会をもてるよう各病院において、七夕祭り、クリスマ
ス会などの季節的行事に加え、院内コンサート、遠足、誕生会等の開催に令和6年度
も引き続き取り組んだ。
また、長期療養に伴い患者・家族に生じる社会的、心理的、経済的問題等の解決に
早期に対応し安心して医療が受けられるようにするとともに、退院後の在宅ケア、社
会復帰が円滑に行えるよう関係機関と連携し必要な援助を行っていくため、MSWを
重症心身障害病床・筋ジストロフィー病床を有している83病院のうち80病院に2
90名を配置した。さらに、60病院ではボランティアの受入れを行っており、重症
心身障害児(者)等の日常生活援助や遊び相手等、病院職員とともに長期療養患者の
QOL向上に引き続き貢献していただいた。
難又は不採
67
評定
年度計画の目
標を達成した。