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資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (142 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

主務大臣による評価

自己評価
令和7年3月に公表された病院団体の調査結果(※)等では、日本全
体で経営状況が悪化しており、NHOにおいても費用の増加が収益の増
加を上回り、経常収支は375億円の赤字、経常収支率は96.7%。
病院経営の主軸である医業収支は、408億円の赤字と厳しい結果とな
った。
(※)
【緊急調査】2024年度診療報酬改定後の病院の経営状況(日
本病院会・全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協
会、日本慢性期医療協会、全国自治体病院協議会)
〇 コロナ禍においても、効率的な人員配置の実現や費用の削減等につい
て各病院に繰り返し周知を行うとともに、特に資金余力がない病院等に
対して本部・グループによる支援を行うなど、様々な工夫による経費節
減等の取組を進めた。また、地域から求められる診療機能を維持しつ
つ、多くの新型コロナ患者を受け入れた。
〇 働き方改革の一環として、令和6年度には、改めて全職員へ配布した
「勤務環境に関する取扱いハンドブック」において、運用面の課題であ
る自己研鑽の判断基準の具体的事例を追加するなど勤務時間管理に係る
ルールの徹底を図るとともに、管理者・職員の意識改革の取組を進め
た。また、NHOの役割を将来にわたって継続的に維持した上で医療の
質の向上・効率化を図るために建物整備やICT基盤整備を進めるため
に創設した基盤強化推進基金を運用し、102億円執行した。一般管理
費については、物価高騰等の影響を除き、令和5年度と比較して0.
6%節減した。
○ 将来にわたり、地域から求められる医療を安定的かつ継続的に提供し
ていけるよう、各病院それぞれが、2040年を見据えた経営戦略の策
定・見直しや収支均衡に取り組んでいるところであり、その中で、病床
機能の見直しや効率的な病棟運営の実現に随時取り組んだ。
また、地域の医療需要や法人及び各病院の経営状況を踏まえ、厳しい
投資判断を行いながらも、医療機能を維持するための投資を着実に行う
厳しい措置だけでなく、地域医療構想等への対応に必要な投資や短期間
での投資回収が可能となることで更なる資金獲得が期待できる整備への
投資を行った。
<課題と対応>
特になし。

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評定