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規制改革推進に関する答申 令和7年5月28日 (90 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_report.html
出典情報 規制改革推進に関する答申(5/28)《内閣府》
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仮名化情報の利用目的・内容に応じて利用の必要性・リスクに関する審
査を行うこと。
・クラウド環境(今後構築するクラウド型の情報連携基盤を活用した
Visiting 解析環境を含む。以下同じ。)での利用を基本とし、差別など
本人の不利益となるような不適切利用を防止するため、ログの活用等に
より利用者のデータの利用状況を日常的に監視・監督を行うこと。また、
仮名化情報の記憶媒体を介した提供を可能とするかどうかについては、
その必要性や要件を検討し、明確化すること。匿名化情報と同様、照合
禁止やデータ消去、安全管理措置、不正利用の際の罰則等を求めること
に加え、匿名化情報より厳格な管理を担保するため、厚生労働大臣によ
る利用者に対する措置要求の義務や、利用者に対する従業者の監督の義
務、罰則等を上乗せで設けること。
c 厚生労働省は、公的DB等に研究者、企業等がリモートアクセス(国が
指定する特定の施設に限定せず、研究者等の自宅や研究室等からセキュリ
ティレベルを保ったまま仮名化情報等を格納するシステムにアクセスし、
分析・集計を行うことができるアクセス方式をいう。)し、一元的で安全
であるのみならず迅速かつ円滑に利用・解析を行うことができるクラウド
環境の情報連携基盤を構築し、内閣府、文部科学省及び経済産業省等と連
携しながら、その利用を推進する。その構築の際、当該情報連携基盤に求
められる機能・要件やその設計等については、医療・介護データ等解析基
盤(HIC:Healthcare Intelligence Cloud)との関係性を整理しつつ、
以下の事項を実現する方向で検討する。
・情報連携基盤上で操作可能な情報の範囲に解析を補助するデータ(利用
者が持ち込むものを含む。)を含むこと。
・適切な情報セキュリティを確保しつつ、解析ソフトウェアの持込みを可
能とすること。
・円滑な利用・提供が可能となるよう、データ及び利用者の規模に応じた
クラウド環境に必要なクラウド環境(高性能計算向け汎用ベクトル・行
列演算プロセッサー(GPU:Graphics Processing Unit)、ストレー
ジ等)の整備を行うこと。
d 厚生労働省は、審査の適正性及び利用者の利便性の観点を考慮しつつ、
利用申請・審査の手順、様式、書類、基準等の統一を行うことを含め、公
的DBの仮名化情報の利用申請の受付、利用目的等の審査等を一元的に行
う体制等を整備する。その際、当該審査体制等の整備等については、令和
5年6月の規制改革実施計画等に基づくNDBデータの利用申請・審査体
制等と原則同様に、以下の事項を実現する方向で検討する。

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