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規制改革推進に関する答申 令和7年5月28日 (143 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_report.html
出典情報 規制改革推進に関する答申(5/28)《内閣府》
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<基本的考え方>
気候変動問題の深刻化、資源制約、自然資本の劣化や生物多様性の損失な
ど地球規模の社会課題が顕在する中で、こうした社会課題の解決及び持続可
能な経済成長の実現に寄与するものとして、化学製品の生産原料を化石燃料
から糖類などのバイオマスに転換したバイオ化学品への期待が高まってい
る。こうした中、バイオテクノロジーによる生産の原料又は発酵プロセスの
炭素源として用いられる糖類について、その安定的な調達が必要であるとの
声があるが、我が国においては、砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭
和 40 年法律第 109 号)に基づく糖価調整制度により、輸入された糖類から
の調整金徴収等が行われているため、バイオ化学品の生産原料として新たに
用いる糖類の確保が課題となっており、対応を検討する必要がある。
以上の基本的考え方に基づき、以下の措置を講ずるべきである。
<実施事項>
a 農林水産省は、砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭和 40 年法律
第 109 号)に基づく糖価調整制度における、従来にはない新素材であるバ
イオ化学品の原料とする糖類(以下「バイオ化学品原料用糖類」という。)
の扱いについて、事業者の具体的な課題及びニーズを調査する。
b 農林水産省は、a の結果を踏まえ、バイオ化学品原料用糖類が食品等の
既存の用途には供されず、糖価調整制度における既存の調整金収入や甘味
資源作物生産者等に影響を生じさせないことを前提とした上で、糖価調整
制度におけるバイオ化学品原料用糖類の扱いについて見直しの要否を検
討し、結論を得る。



デジタル・AI



政府が調達するクラウドサービスにおけるスタートアップ等の参入促進
(セキュリティ評価制度(ISMAP)等の見直し)
【a~d,g:令和7年度措置、
e,f:措置済み】

<基本的考え方>
政府機関等がクラウドサービスを導入する際、政府が求めるセキュリティ
要求を満たしているクラウドサービスを効率的に調達できるよう、政府情報
システムのためのセキュリティ評価制度(以下「ISMAP」という。)が
あるが、クラウドサービス事業者(以下「事業者」という。)にとって、I

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