令和8年度予算の編成等に関する建議 (68 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html |
| 出典情報 | 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》 |
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の上昇が進む中にあって、当該負担金の対象となる高額レセプトに係る
医療費は増加傾向にある。現在の基準は、国保では、1件あたり 90 万円
超、後期では 80 万円超のレセプトが対象となっている。
国保において、同制度は小規模な市町村国保の財政的脆弱性への対応
のため設けられたものである。今後、保険料水準が統一されていけば、個
別の市町村における医療費の変動は都道府県内でシェアされ、財政負担
は平準化されるため、その本来の役割・意義は没却する。後期高齢者医療
制度においても、高額医療費の増加や、その保険給付費に占める割合の上
昇が顕著である。保険者による医療費適正化の取組を促していく観点か
らも、高額レセプト基準の在り方について、一定の見直しを検討すべき時
期に来ているのではないか。
国保の高額医療費負担金については、保険料水準の統一とあわせて、そ
の廃止を含めた見直しを検討する必要がある。後期の高額医療費負担金
についても、レセプト基準の見直しに早急に着手すべきである。
〔資料Ⅱ
-1-69 参照〕
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