資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
進させ、質の高い医療を
提供する。
・TQMセンターにおいて、引
き続き医療の向上に資す
る取組を進める。今年度
は、医療情報の効率的な
伝達方法などについて検
討する。
・外来診療において、患者の
混雑具合を情報収集し、
時間単位の配置変更を可
能とする基盤を構築する
など、システムを導入し、
外来診療の満足度を向上
させる。
・オンラインがん相談を充
実させ遠方の患者の確保
に努める。また、荘内病院
との病病連携の中で遠隔
アシスト手術/がん相談
外来の定常的な件数維持
に努める。
・ホテル外来の運用が安定
してきたことに伴い、ス
マートフォンアプリによ
る患者呼び出し、会計シ
ステム、再来受付等によ
り、ホテル外来で患者対
応が完結できる体制を構
築する。
・重症症例や転院相談にお
ける事前オンライン画像
供覧を可能とするシステ
ムを構築する。また、近隣
の医療機関との画像共有
などの連携を構築する。
・鶴岡市荘内病院との遠隔
手術システムを活用した
遠隔手術を実施する。
を利用する部署が適切な運営ができるよう、監修を
行った。
○令和6年度は月1回の定例会を開催し、メンバー間
で現状分析の情報共有、データ取り扱い基準の検討
および今後の方向性について検討を進めた。
○AMED臨中ネットのプロジェクトからのデータ提供
依頼があった、循環器疾患症例群、糖尿病症例群、
腎機能障害症例群およびCOVID-19り患症例群につ
いてデータ提供範囲とそのポリシィを検討した。い
ずれも他院での中央一括審査IRB審査後のデータ提
供ケースである。
○診療データを集約した統合データベースの概要お
よび利活用方法の実例について、説明会を開催し
た。またそれを契機にデータの構造化やデータ抽
出、集計機能のコンサルテーションに対応してい
る。
○全診療科で横断的に使用できるテンプレートの開
発の必要性が討議され、まずは「AE(有害事象)」
「 PD Confirmation 」 「 Patient of Special
Interest」の運用を開始した。次に、予後情報の重
要性から他院での死亡情報や原因を記載できる「死
亡情報」テンプレートを提供した。
【中央病院、東病院】
○中央病院と東病院で医療の質や病院経営に関する
クオリティインディケータ(QI)を協業できる基盤
を構築した。現在集計している両病院のQIの項目、
定義をそれぞれ確認して、比較検討できるように
調整した。年度内には定義違いで直接比較が難し
い項目も、定義統一について両病院で検討して、共
通項目を増やす取組を進めた。
また、この協業が進む中で両病院のコミュニケ
ーションが増えたことから、お互いのQIについて
改善点、改善活動の意見交換が行えたので、大変参
考になった。
【中央病院】
○今年度よりTQMセンターの運営体制を見直した、
TQMセンター運営会議の下部会議体としてQC会議、
QI会議が設置され、それぞれの会議報告や検討事
項をTQMセンター運営会議に諮ることで、組織横断
的に医療の質の向上を目指した。
QC会議では、システムダウン時のマニュアル改
訂をおこなった。また、マイナンバーカードの受付
機の使用方法の動画作成および後払いシステムの
使用方法に関する動画作成を行った。さらに、医療
DXの有効活用としてスマートフォン導入を立案
し、各メーカーからの情報収集を行いながら導入
に向け検討を重ねている。なお、次期電子カルテ更
新に併せ提案を行った。その他、職員のアイデアを
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自己評価