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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

のとおりである。
・医科・歯科連携を整備する
にあたり、関係部門の連
携の下、がん診療に特化
した口腔管理の更なる普
及と円滑化を進める。薬
物療法・放射線療法・外科
周術期の歯科支援(治療
前支援・晩期有害事象の
予防・顎骨壊死の予防、術
後肺炎リスク軽減など)
の均てん化を推進する。
入院準備センター・医療
連携室・近隣歯科医師会
との環境整備を整え、継
ぎ目のない口腔内支援を
提供できるよう、更なる
連携を図る。
・また、がん医科歯科連携の
強化のため、
1)患者サポートセンター
との連携による、外科周
術期の歯科⽀援(術後経
口摂取支援、術後肺炎リ
スク軽減など)の均てん
化の推進
2)薬物療法中の口腔有害
事象(粘膜炎、顎骨壊死)
に対する予防的な歯科介
入の強化
3)緩和医療科、NSTとの連
携強化による、治療中の
みならず、治療終了後の
がん患者に対しても必要
な歯科支援を提供できる
体制整備
・院内及び院外(地域医科歯
科)の口腔ケア連携の整
備のため、多職種連携や
医科・歯科連携の意義な
ど、知識の普及啓発を目
的として、定期的なレク
チャーや講習会、口腔ケ
ア実習などを開催する。
・また、大学病院などからの
口腔がん手術の受け入れ
増加や、術後の口腔機能
回復のための特殊な歯科
技工業務の対応など、連

【東病院】
○治療中に伴う口腔有害事象の予防治療のため、延べ
11,541人の外来患者を診察した。医療連携室と連携
を図り、頭頸部外科、食道外科、呼吸器外科、肝胆
膵外科における術前の予防的な口腔管理に介入し
た。全診療科において、術中の歯科損傷防止への対
応を継続した。頭頸部グループカンファレンス及び
血液腫瘍科との合同カンファレンス、摂食嚥下カン
ファレンスに参加し、積極的な口腔衛生介入を継続
した。多職種によるスムーズな連携体制を構築し、
入院患者の療養生活の質向上に努めた。
【中央病院】
○医科・歯科連携の強化のため、
1)患者サポートセンターと連携し、外科周術期の歯
科支援(術後経口摂取支援、術後肺炎リスク軽減な
ど)を積極的に受け入れた。
2)薬物療法中の様々な口腔有害事象(粘膜炎、顎骨
壊死)の患者を積極的に受け入れた。
3)緩和医療科、病棟看護師と共同し、PSの悪い患者
への口腔ケア体制を整備し、往診による歯科介入を
積極的に行った。
○院内及び院外の⼝腔ケア連携の推進のため、多職種
連携や医科・⻭科連携の意義など、知識の普及啓発
を目的として、定期的な講習会、⼝腔ケア実習を開
催した。
院内では、緩和医療科で研修を行うレジデントに
対して口腔ケアの講義を実施(12回開催)。MSD教育
助成金の支援のもと、頭頸部がん患者の口腔有害事
象の対応に関する研修会を研究所の大会議室にて
行い、約200名に参加頂いた。
・院外では、東京都歯科医師会と共同し、都内の歯科
医師・歯科衛生士を対象としたがん医科・歯科連携
の講習会を実施した(本年度は3回開催)。
【東病院】
○院内口腔ケア連携の整備のため、『講義・摂食嚥下
の講習会』などにて、看護師への講義を中心とした
口腔ケア勉強会を実施。再学習可能なように画像・
動画コンテンツを作成し、啓発活動を行った。新た
に採用された看護師に対して、口腔内の評価(口腔
ケアの講義・口腔ケア実習)を実施(看護師対象の
勉強会は計5回実施)。
【中央病院】
○がん医科・⻭科連携の全国展開の推進のため
1)日本歯科医師会、厚生労働省、中央病院の支持緩
和医療開発室と共同し、がん医科・⻭科連携の全国
共通テキストの内容の改訂(第三版)を行なった。
2)外部より歯科衛生士、歯科医師の研修を積極的に
受け入れた。山梨大学の歯科医師、日本歯科大学、
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自己評価