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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

の、医療の質指標(Quality
Indicator)の算出・提供等
を行い、診療の質改善に向
けた課題抽出に資する取組
を行う。
・全国のがん診療連携拠点病
院がPDCAサイクルを確保に
関する取り組みを進めてい
くことができるよう、都道
府県がん診療連携拠点病院
を指導的な⽴場として普及
させていくPDCAサイクル確
保の方法を検討する。
・QIの施設別の結果だけでな
く都道府県別の結果につい
ても共有可能な体制を構築
とともに、均てん化のため
の取り組みを検討する。患
者による医療の質の評価の
在り方についての検討を患
者の意見を訊くことにより
検討する。
カ がん医療の均てん化に
資する地域の指導者に対す
る支援方法を含むがん医療
の支援方法の開発に関する
研究を推進する。

キ 全国がん登録・院内がん
登録の運営を安定させるた
めにセキュリティや有用性
などの基盤的研究を推進す
る。

カ がん医療の均てん化に資
する地域の指導者に対する支
援方法を含むがん医療の支援
方法の開発に関する研究を推
進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・都道府県がん診療連携拠点
病院等の都道府県の指導的
な⽴場にある医療従事者
が、都道府県内で効果的に
診療の質を向上させていく
ことを⽀援できるよう効果
的な研修等の実施に向けた
検討を行う。
キ 全国がん登録・院内がん登
録の運営を安定させるために
セキュリティや有用性などの
基盤的研究を推進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・全国がん登録の運用を安定
化して運営する。国内・国際
的な標準化の課題は、遅れ
ることなく随時検討する。
・がん対策の立案・評価のため

設での診療を振り返るきっかけとしていただい
た。
○令和4年診断例についてはQI計算のためのDPC提
出を任意で依頼し、640施設から954,701例に関す
るDPCデータの提供を受けた。これを用いて全86
項目のQI等の実施率を集計し参加施設へ還元し
た。
○PDCAサイクルフォーラムを開催し、全国で行われ
ているがん医療の質向上のための取組みを共有し
た。都道府県がん診療連携拠点病院からは、熊本
大学病院が中心となり、県内の緩和ケアネットワ
ーク構築について発表があった。地域がん診療連
携拠点病院からは九州医療センターより、診療情
報管理士が中心となって多職種で診療記録の質的
監査を行う取り組みについて発表があった。ま
た、今後のPDCAサイクルのあり方について講演が
あった。
○均てん化の取り組みの一環として都道府県の担当
者が希望に応じて各QI項目の実施率や自県内のQI
研究参加施設数、他県と比べた場合の実施状況に
ついて確認できる運用を継続し、22都道府県に対
してアカウントを発行した。

○都道府県がん診療連携拠点病院の化学療法チーム
および緩和ケアチームを対象とした研修会を開催
し、がん薬物療法及び緩和ケアに関して、都道府県
がん診療連携拠点病院が主体となって、都道府県
内のがん医療の質向上の推進を後押しした。受講
者はがん化学療法チーム研修36名、緩和ケアチー
ム研修14名であった。

○1年間の作業遅滞があったがん登録業務を正常化
し、遅れを取り戻すための安定化したがん登録セ
ンターの組織体制、委託業者との密な連絡体制の
構築を行った。
○がん登録情報の活用推進のため、全国がん登録情
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自己評価