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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (72 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

具体的な取組は次のとお
りである。
・個人情報保護法とそのガ
イドライン及び研究倫理
指針の内容を精査し、そ
れらの規制要件に対し、
NCCが実施する研究の内
容のホームページ公開が
不足のないような措置を
講じているか、また、被験
者の研究協力を推進する
ために必要な情報提供が
行われているかを確認
し、必要に応じて修正を
提案する。
・治験(医師主導治験を含
む)、臨床研究、ゲノム研
究などに関する解説をHP
上で行い、患者・国⺠に対
して、種々の研究に対す
る理解を進めるととも
に、動画コンテンツの導
入による理解向上を図
る。また、患者・市民参画
(PPI)活動についても積
極的に取り組みを進めて
いく。
・SCRUM Japanで行われてい
る患者・市民参画(PPI)
活動について、がん患者・
市民参画プラットフォー
ムである Fairy's等を通
じて積極的に取り組みを
進める。

⑥ 知的財産の管理及び活

外部の専門家も活用しな
がら、研究成果を知的財産
面から目利きし、特許等の
出願及び維持を適切に判断
するとともに、知財に関す

○改正個人情報保護法とそのガイドライン及び研究
倫理指針の内容を精査し、それらの規制要件に対
し、NCCが実施する研究の内容のホームページ公開
が不足のないような措置を講じているか、また、被
験者の研究協力を推進するために必要な情報提供
が行われているかを確認した。
○臨床研究の実施に当たっては、被験者や患者との
連携を図るとともに、患者・国民への臨床研究の意
義やそれが国民にもたらすメリット等についての
啓発活動を積極的に推進した。センターのホーム
ページから、当センターの研究倫理審査委員会の
承認を得て実施中の研究について、一般の方にも
わかりやすい言葉で情報公開を行うとともに、個
別の研究で行われる公開シンポジウム、主な研究
成果に関する多数のプレスリリース、患者・家族と
の意見交換会等のPPI活動(患者・市民参画)等を
実施した。また、初診患者対象に行っているバイオ
バンクへの協力に関するインフォームド・コンセ
ントを進め、同意取得率は約90%を維持した。ま
た、同意の有無にかかわらず、国民への臨床研究の
意義・目的等に関する説明・啓発として重要な役割
を担った。
○研究倫理審査委員会における外部委員は、令和6
年度は4名、一般・患者の立場の者は3名であっ
た。これら外部委員の平均出席率は91.7%であり
、審査機能の高い第三者性を保った委員会運営を
行うことができた。SCRUM-Japanで行われている
患者・市民参画(PPI)活動の一環で、がん患者・
市民参画プラットフォームFairy's(フェアリー
ズ)を令和6年7月に開設し令和7年3月末日時
点で356名の患者・家族等に参加いただき、研究者
や支援者、CRCとの交流を進めている。SCRUM関連
の臨床研究結果や進行中の臨床研究に関してわ
かりやすく一般市民向けに説明するセミナー「わ
からないことを『わからない!』と言えるがん研
究セミナー」を5回開催し、いずれも講演中随時
質疑応答を交え、研究者との双方向の交流を深め
、一般市民へのゲノム医療・ゲノム研究の理解を
促進した。

⑥ 知的財産の管理及び活

外部の専門家も活用しな
がら、研究成果を知的財産
面から目利きし、特許等の
出願及び維持を適切に判断
するとともに、知財に関す
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自己評価