資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
⑦ 充実したサバイバーシ
ップを実現する社会の構築
を目指した研究
中長期目標に示された戦
略的研究・開発課題につい
て、次の具体的課題例を中
心として重点的に取り組
む。
ア がん患者・家族が人生を
全うできるよう、医学的要
因に加え、社会的要因(就
労・就学、ソーシャルサポー
ト)、心理的要因(感情、価
値観、意思決定、対処様式)、
行動的要因(健康行動、情報
処理)など複合的要因の中
で心身の健康を維持増進す
るための効果的かつ変容可
能な行動介入の開発研究を
推進する。
⑦ 充実したサバイバーシッ
プを実現する社会の構築を目
指した研究
ア がん患者・家族が人生を全
うできるよう、医学的要因に
加え、社会的要因(就労・就学、
ソーシャルサポート)、心理的
要因(感情、価値観、意思決定、
対処様式)、行動的要因(健康
行動、情報処理)など複合的要
因の中で心身の健康を維持増
進するための効果的かつ変容
可能な行動介入の開発研究を
推進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・標準がん治療終了後に備え
た療養支援プログラム
(ACP)のスケールアップに
向けた臨床試験を継続し、
データを集積する。
・高齢がん患者の治療意思決
定支援プログラム(ACP)の
臨床試験の成果を普及する
ためにガイドライン導出に
向け、研究成果を公表する
とともに、診療情報に関す
るフォローアップ調査を実
施し、診療報酬化を目指す。
・包括的がんゲノムプロファ
イリング検査結果、医学的
要因、社会的要因が心理状
態、治療行動に及ぼす影響
を明らかにする多施設共同
の実態調査研究を継続し、
実態を把握し、対策提案や
政策提言につなげる。
・自殺リスクが高い頭頚部が
ん患者の心理状態の経過を
明らかにするための実態調
査研究の結果を公表し、が
ん患者の自殺対策を提案
し、政策提言につなげる。
・がん診療施設における自殺
○標準がん治療終了後に備えた療養支援プログラム
(ACP)のスケールアップに向けた臨床試験を実施
し、データ集積・集計を行った。
○高齢がん患者の治療意思決定支援プログラム
(ACP)の臨床試験の研究成果を公表した。
○包括的がんゲノムプロファイリング検査結果、医
学的要因、社会的要因が心理状態、治療行動に及
ぼす影響を明らかにする多施設共同の実態調査研
究を継続した。さらに支援方法を開発した。
○自殺リスクが高い頭頚部がん患者の心理状態の経
過を明らかにするための実態調査研究の結果を分
析し、がん患者の自殺対策を提案するための手引
きを作成した。
○がん診療施設における自殺対策マニュアルを集
約、分析し、好事例集を作成した。
○e-learning受講修了者を対象とした実践講座とし
て、従来の「アピアランスケア研修会応用編」をリ
ニューアルした。またこの新応用編の地方開催に
向け、四国がんセンター・青森県立中央病院と協働
を開始、令和8年度に東北・四国での研修会開催を
目指す。また、アピアランスケア実装に向けたモデ
ルプランは第二版を作成。現在全国5施設の協力
を得て厚労科研研究班にて医療者・患者を対象と
した効果の検証を行っている。モデルプランにつ
いては厚労省の実施するアピアランス支援モデル
事業においても利用されている。
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自己評価