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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

ァ イリング 検査( CGP検
査)によるクリニカルシ
ークエンスを推進、希少
がん・希少フラクション
の遺伝子変異情報の解
明・把握及び連動する
Master Keyプロジェクト
への登録を継続する。ま
た、バイオマーカーに基
づくバスケット・アンブ
レラ型試験、国際共同医
師主導試験を実施する。
・CGP検査の早期実施の意義
を評価すべく、症例登録
完了後のUpfront NCC オ
ンコパネル試験(先進医
療)の主要評価項目結果
を発表する。
・Upfront NCCオンコパネル
試験(先進医療)におい
て、包括的がんゲノムプ
ロ ファイリ ング( CGP検
査)と連動して、費用対効
果を評価する観察研究を
継続する。
・SCRUM-JapanおよびCIRCUL
ATE-Japan の プ ラ ッ ト フ
ォームでの医師主導治験
の登録を継続し、登録を
終了させるとともに、新
規医師主導治験を2試験
開始することを目指す。
結果を新薬および体外診
断薬の薬事承認につなげ
る。
・日本臨床腫瘍学会・日本癌
治療学会・日本癌学会合
同の次世代シークエンサ
ー等を用いた遺伝⼦パネ
ル検査に基づくがん診療
ガイダンスをベースに、
より実践的な指針・組織
を策定し、ゲノム医療の
適正実施推進に貢献す
る。
イ IVR(画像下治療)や内
視鏡を用いた低侵襲で身体

○保険適用されたがん遺伝子プロファイリング検査
によるクリニカルシークエンスを進め、希少フラク
ションの遺伝子変異情報の解明・把握と、それに引
き続くMaster Key プロジェクトへの登録を進め
た。また、Master Key プロジェクトに連動するバ
イオマーカーに基づくバスケット・アンブレラ型試
験、国際共同医師主導試験を実施した。
○希少がん患者のレジストリ研究と複数の医師主導
治験が一体となった産学連携のプラットフォーム
研究であるMASTER KEY Projectを平成29年より開始
した。同プロジェクトのレジストリ研究では、希少
がん患者に対する網羅的データベースの構築と、将
来の開発治験におけるヒストリカルコントロール
としての活用、遺伝子異常の情報に基づいた効率的
な医師主導治験/企業治験への導出を狙っている。
このレジストリ研究には令和6年度2月末時点で固
形がん4,195例、血液がん524例が登録されている。
また、アンブレラ・バスケット試験総数は、企業治
験16課題,医師主導治験 17課題に及んでいる。
○がん遺伝子プロファイリング検査の実施タイミン
グを検討すべく、先進医療BとしてUpfront NCC オ
ンコパネル試験を実施、症例登録を完了、主要評価
項目に関する結果について国内学会で報告した。
○NCC オンコパネルシステムが保険償還された後、先
進医療Bとして実施するUpfront NCC オンコパネル
試験(NCCH1908)と連動して、費用対効果の解析を
進めた。Upfront NCC オンコパネル試験は症例登録
を終了、主要評価項目に関する結果を国内学会で報
告した。
○令和6年度までに開始したSCRUM-Japanプラットフ
ォームでの医師主導治験3試験の登録を継続し、2
試験で登録を終了させた。2試験の結果での新薬薬
事承認に向けた準備が進行中である。
○改訂を主導した日本臨床腫瘍学会・日本癌治療学
会・日本癌学会合同の次世代シークエンサー等を⽤
いた遺伝⼦パネル検査に基づくがん診療ガイダン
スに基づきゲノム医療を実践することに加えて、臨
床腫瘍学会の協賛のもと、エキスパートパネルの運
用に関連した教育プロジェクトを開催し、適正実施
推進に貢献した。また、MRDについて日本癌治療学会
で の 「 分 子 的 残 存 病 変 ( molecular residual
disease: MRD)検査の適正臨床利用に関する見解書
(MRDガイダンス)」の作成を主導した。

イ IVR(画像下治療)や内
視鏡を用いた低侵襲で身体
の負担が少ない治療を積極
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自己評価
・病床稼働率(中央)
目標
98.0%以上
実績
98.4%
達成率 100.4%
・病床稼働率(東)
目標
106.0%以上
実績
101.8%
達成率 96.0%
・平均在院日数(一般病床)(中央)
目標
9.6 日以下
実績
9.6 日
達成率 100.0%
・平均在院日数(一般病床)(東)
目標
10.2 日以下
実績
9.7 日
達成率 104.9%
・1日平均入院患者数(中央)
目標
520 人以上
実績
514.9 人
達成率 99.0%
・1日平均入院患者数(東)
目標
410 人以上
実績
394.1 人
達成率 96.1%

上記のとおり、令和6年度において、患者の視点に
立って最新の知見を取り入れつつ、高度かつ良質な
医療の提供に取り組み、計画を上回る特に顕著な成
果を上げていることが認められるため、S評価とし
た。