資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
する基盤整備に取り組む。
また、リキッドバイオプシ
ーの検診応用を目指した技
術開発研究に取り組むなか
で、がん検診受診者研究の
試料・情報などを利活用し
た検診バイオマーカー開発
の基盤整備に取り組む。
ウ 国内外のエビデンスの
系統的収集・評価とその要
因負荷分析、新しい予防法
候補の効果評価等により、
国民のがん罹患率・死亡率
低下に確実に資する科学的
根拠に基づいたがん予防ガ
イドライン・提言を作成す
るための研究を推進する。
ウ 国内外のエビデンスの系
統的収集・評価とその要因負
荷分析、新しい予防法候補の
効果評価等により、国民のが
ん罹患率・死亡率低下に確実
に資する科学的根拠に基づい
たがん予防ガイドライン・提
言を作成するための研究を推
進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・日本人のがんリスク評価と
それに基づくがん予防ガイ
ドライン提言を安定的に行
う体制を強化する。系統的
レビューやメタ解析を駆使
したがんリスク評価と更新
を実施する。
・日本人におけるエビデンス
の不足する項目について、
Japan Cohort Consortium
(JCC)やアジアコホート連
合(Asia Cohort Consorti
um:ACC)などNCCの運営調整
する国内外疫学研究連携基
盤、国際的リスク評価基盤
や疾病負荷研究を活用し
て、プール解析や要因負荷
分析などによる予防法候補
の効果評価を行い、積極的・
主導的にエビデンスを創出
する。
・IARCやANCCAと連携して、世
界がん予防指針の枠組
(World Code Against Canc
評価した研究成果を1編、身長・体重・身体活動量
との関連をインスリン受容体発現量ごとに評価し
た研究成果を1編、国際学術誌に発表した。
○次世代多目的コホート研究において、40歳代、50
歳代の乳がん罹患と関連する、既知ならびに未知
の病的バリアントのリスクを推計する目的で、ケ
ース・コホート研究を構築し、対照コホートにお
いて全エクソーム解析を実施した。また、がん検
診受診者研究で把握されたがん症例の血漿検体な
らびに外科切除されたがん組織検体の解析を行
い、同定される変異の一致率が低いことを明らか
にし、変異解析のみのリキッドバイオプシーで
は、がんの早期発見は困難なことを示唆する知見
を得た。
○近年の国際的評価基準との比較可能性を維持する
ため、現行のエビデンスレベル分類について見直
しを行った。また、これに合わせて、これまで評
価済みのがんの各要因について、エビデンス評価
更新作業を進めた。
○ Japan Cohort Consortium (JCC) やアジアコホー
ト連合 (ACC)の基幹として、研究調整を行い、エ
ビデンスの不足する項目を中心にテーマを設定し
て論文化を進捗した。JCCでは3編、ACCでは10編に
ついて論文として学術専門誌に公表した。要因負
荷分析を実施するための要因保有率の新データレ
ビューとデータ更新を進めた。
○ IARCやANCCAと連携して、世界がん予防指針の枠
組(World Code Against Cancer framework)にお
けるアジア地域のがん予防指針(Asian Code
Against Cancer)策定のために必要なエビデンス
整理やANCCA各国との調整を行った。この研究を
進めるため、世界がん研究基金による国際的研究
財源を獲得した。
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自己評価