資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
機能遂行に必須な人材を育
成する。
ウ 基盤的な研究機器・設備
の共同利用や、バイオイン
フォマティクスを含めた、
高度な知識・熟練した技術・
安定した品質管理・大型機
器等を必要とする解析能力
をセンター内で共有するコ
ア・ファシリティーの整備
と運用を進める。
成する。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・安定した持続管理体制に
よるバイオバンク運営の
ための長期計画を策定す
る。企業を含む外部機関
がバイオバンク試料・情
報を共同研究以外で活用
できるシステムの構築基
盤を進めるとともに、利
用にかかわる患者権利や
知的財産を守りつつ円滑
に運営する体制を構築す
る。
・バイオバンクジャパン、
NCBNと連携し、日本⼈の
AYA世代のがん、婦⼈科が
ん、乳がん等、各種がんの
発症にかかわる生殖細胞
系列変異を明らかにす
る。
ウ 基盤的な研究機器・設
備の共同利用や、バイオイ
ンフォマティクスを含め
た、高度な知識・熟練した技
術・安定した品質管理・大型
機器等を必要とする解析能
力をセンター内で共有する
コア・ファシリティーの整
備と運用を進める。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・Amazon Web Serviceなど
のクラウド上で数千検体
規模の全ゲノム解析を効
率的に実行可能な基盤の
構築を行う。
・国内の研究機関のスーパ
ーコンピュータや商用ク
ラウドとの連携により、
大規模ゲノム・データの
解析を可能とする体制の
整備を行う。
・病院での臨床研究を支援
するため、治験の付随研
究の企画・提案・実施体制
を強化する。また、PDXを
○バイオバンクの管理情報システムとして導入し
た、新しいカタログデータベースシステムの実用
に即した改修を行うとともに、検体採取から払い
出しまでを一元的に管理できる体制を構築した。
バイオバンク試料を用いた102件の研究のうち、52
件(51%)は施設外との共同研究であり、バイオバン
ク試料が多くの施設で利用されていることが明ら
かとなった。
○全ゲノム解析を行うことで、各種AYAがんの発症リ
スクに関わると予想される生殖細胞系列バリアン
トを網羅的に同定し、発症リスクに関する関連解
析を行った。
○PDXモデルを用いた非臨床試験により、臨床試験に
移行する薬剤を決定し、附随研究の実施の支援を
行った。更に、1薬剤の感受性を確認し、診療科に
おけるプロトコール作成を支援した。
○新鮮腫瘍組織を用いた scRNAseq 、フローサイト
メトリーやFFPE を用いた多重免疫染色の解析基
盤を構築し、中央病院の臨床試験での解析支援や
研究所及びNCC外のアカデミアでの解析支援を実
施した。
○FIOCにおけるコア・ファシリティー機能を整備し、
広報のために支援メニューのパンフレットを作成
した。アカデミア並びに企業との連携を進めた。
○支援メニューとして、ゲノム編集動物作製を開始
した。プロテオミクス解析においては、解析系構築
のバリデーションを実施した。
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自己評価