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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

を推進する。

具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・MIRAIプロジェクトにて安全
性確認試験を実施中の「難
治性腹水に対する腹腔-腸
管シャント作成術」につき、
臨床試験を継続し、症例登
録を完遂する。
・画像情報ならびに画像以外
の情報を統合し、最大限に
活用可能な基盤構築に取り
組む。これらのデータを利
活用したAIを用いたカンフ
ァレンスシステムの開発を
開始し、「肝細胞癌のtumor
boardシステム」を作成、評
価する。また、得られたデー
タを、AIによる予後予測研
究に活用する。
・企業と共同で開発中のAIに
よる早期がん検出ソフトウ
エアについて、令和4年に
作成、評価した「膵がん検出
ソフトウエア」に加えて、
「膵がん間接所見検出ソフ
トウエア」を開発し、評価を
行う。
・令和4年度に適応拡大され
たラジオ波焼灼療法につい
て、オリゴ転移に対する安
全性、有効性を評価する研
究を立案する。肉腫肺転移
についての基礎的データを
収集するため、観察研究を
立案、実施する。
・院外からのトレーニングの
ニーズが増加していること
を踏まえて、令和5年度に開
発した「AIによるリアルタ
イム匿名化技術を用いたオ
ンライン手技指導・カンフ
ァレンスシステム」の実証
実験を行う。
・画像下穿刺⼿技(経⽪的⽣
検、アブレーション治療)及
び経動脈治療について、キ
ヤノンメディカルシステム
ズ社と共同研究中のAIを活
用した2種類のシミュレー
ション/ナビゲーションシ

○MIRAIプロジェクトにて立案した「難治性腹水に
対する腹腔-腸管シャント作成術」の症例登録完
遂、実行可能性評価を終了し、次段階となるデバ
イスの開発に着手した。
○画像情報ならびに画像以外の情報を統合し、最大
限に活用可能な基盤構築に取り組む。これらのデ
ータを利活用したAIを用いたカンファレンスシス
テムの開発を開始し、「肝細胞癌のtumor boardシ
ステム」した。得られたデータを、AIによる予後予
測研究に活用するデザインとする予定である。
○企業と共同で開発中のAIによる早期がん検出ソフ
トウエアについて、令和4年に作成、評価した
「膵がん検出ソフトウエア」に続いて、令和6年
には「膵がん間接所見検出ソフトウエア」を作成
し、評価した。また、同じくAIによる早期がん検
出プロジェクトの枠組みで、「膵嚢胞性疾患の検
出・鑑別ソフトウエア」の開発に着手した。
○令和4年度に適応拡大されたラジオ波焼灼療法
(RFA)について、令和5年度に引き続き、オリ
ゴ転移に対する安全性および有効性を評価する研
究の立案を継続して検討した。その結果、令和7
年度の採択を目指して、研究計画の取りまとめを
行った。また、肉腫肺転移に関する基礎的データ
を収集するため、観察研究の立案に着手し、併せ
て当院における肉腫肺転移の診療実績の調査を実
施した。
○院外からのトレーニングのニーズが増加している
ことを踏まえて、令和5年度に開発した「AIによ
るリアルタイム匿名化技術を用いたオンライン手
技指導・カンファレンスシステム」について、令
和6年度に実証実験を施行し、有効性を示した。
○AMED「臨床ゲノム情報統合データベース整備事
業」や「革新的がん医療実用化研究事業」等の既
に終了した研究事業で得られたデータを含め、
SCRUM-Japan、NCC オンコパネルを用いた研究、
遺伝性腫瘍の多施設共同研究のゲノム解析データ
等に関して、MGeND等の公共データベースを通じ
た公開を継続した。また、全ゲノム解析等のデー
タ共有体制についても、ヘルスケア領域の研究開
発や実臨床への応用を目指した協議・検討に参画
した。
○ゲノム診断⽀援システム運営事業の一環として、
がん予防を目的とする遺伝性腫瘍の遺伝医療に加
え、がん治療を目的とする保険診療として提供さ
れているがん遺伝子パネル検査や、AMED研究とし
て実施されている全ゲノム解析等実行計画2022に
基づく解析等にも対応した電子カルテ部門システ
ムを継続的・段階的に開発し、実臨床および臨床
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自己評価