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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

グプロジェクトをさらに
促進し、全固形がんへ拡
大したデータベースを引
き続き構築する。同時に
令和6年度から血液腫瘍
グループも本事業に参加
となるため、新規グルー
プへの教育及び研究サポ
ートを行うともに、腸内
細菌叢や全エキソーム・
トランスクリプトーム、
プロテオーム、 spatial
transcriptome な ど の デ
ータも組み入れた大規模
なオミックスデータベー
スを構築し産学でのデー
タを共有することで、日
本での創薬及び新薬臨床
開発を促進する。
・国内では、平成30年度に
創 設 し た SCRUM-Japan に
おいて、患者登録を継続
する。また、令和4年より
アジア太平洋地域の約20
の医療機関が参加する
LC-SCRUM-APを立ち上げ、
国際的な大規模臨床ゲノ
ムデータベースを構築す
るとともに、アジアの新
薬開発プラットフォーム
を⽇本主導で引き続き構
築する。
・希少がんのレジストリ研
究・MASTER KEYプロジェ
クトに紐付くアンブレ
ラ・バスケット試験を促
進し、リキッドバイオプ
シーやパネル解析情報と
臨床情報を共有したデー
タの利活⽤の基盤整備を
進める。
・アジア圏における新たな
医薬品・医療機器開発の
ハブとなるべくネットワ
ーク機能の整備・拡大を
進める。
・日本を中心としたアジア
国際共同第Ⅰ相試験のコ
ンソーシアムであるAsia

年度に引き続き報告され、高い評価を受けた。さら
に、腸内細菌叢や全エキソーム・トランスクリプト
ーム、プロテオーム、spatial transcriptomeなど
のデータも組み入れた大規模なオミックスデータ
ベースを構築する新規スクリーニング(MONSTARSCREEN-3)のPreliminaryな成果について国内外の
学会での公表を準備している。
○MONSTAR-SCREENで行っているがん種横断的腸内細
菌叢解析の予備的成果も国内外の学会において報
告され、令和5年度から更にシングルセルゲノム
解析が進んでいる。
○同定された遺伝子異常に基づく臨床試験の紹介シ
ステムを、令和5年度に引き続き国内ベンチャー
企 業 と 共 同 開 発 し 、 SCRUM-Japan デ ー タ ベ ー ス
(VaporCone)については、令和6年度も引き続き
企業アカデミアにおいて活用されている。
○令和5年度、LC-SCRUM-Asiaにおいて台湾、タイ、
マレーシアから臨床ゲノムデータの登録を得た。
令和6年度は、さらにベトナム・インドネシアから
の研究参画を得ており、アジア圏におけるスクリ
ーニング体制が進んでいる。
○希少がんのレジストリ研究・MASTER KEYプロジェ
クトに紐付くアンブレラ・バスケット試験を促進
し、リキッドバイオプシーやパネル解析情報と臨
床情報を共有したデータの利活用の基盤整備を進
めた(令和7年2月末時点で固形がん4,195例、血
液がん524例が登録済。また、アンブレラ・バスケ
ット試験総数は、企業治験16課題,医師主導治験17
課題)。
○令和3年11月に開所したアジア連携推進タイ事務
所(APO)は、令和6年度末時点で、日本人2名、
タイ人3名、ベトナム人1名で様々な調整業務を
行っている。APOが中心となり、アジア圏での臨床
研究グループのガバナンスを整備し、アジア8カ
国から2名ずつの代表が参加するATLAS boardを
3か月に1回開催し、新規試験について検討する
と同時に、これまでの頭頸部癌グループに加えて
肉腫・希少がんグループを立ち上げて、複数の新規
アジア共同試験の準備を進めた。
○⽇本を含むアジア国際共同第I 相試験のコンソー
シアムであるAsia Oneコンソーシアムの枠組みに
おいて、令和6年度中に新たに3試験を開始した。
○日本及びアジア諸国で実施され既に公表済の大規
模比較試験の個別データをアジア15試験・4,571例
の収集及びデータベースを構築し、東病院から
Mayo Clinicへのデータ転送及び欧米試験データ
ベースとの統合を行い、計67試験・約47,000例から
なるグローバルデータベースを完成させた。ARCAD
アジアからグローバルに対して4つの研究提案及
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自己評価