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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

2.医療の提供に関する事
項[診療事業]
病院の役割については、
引き続きがん診療連携拠
点としての中核機能を果
たした上で、都道府県が策
定する地域医療構想等を
踏まえた高度急性期機能
等の医療機能を担うもの
とする。
【重要度:高】
がんに対する中核的な
医療機関であり、研究開発
成果の活用を前提として、
医療の高度化・複雑化に対
応した医療を実施するこ
とは、我が国の医療レベル
の向上に繋がるため。

2.医療の提供に関する事


2.医療の提供に関する事


自己評価

<評定>
評定:S
<目標の内容>
がんに対する中核機関として、内外の機関と連携
し、高度・専門的な医療を提供するとともに、患者の
視点に立った良質かつ安心な医療を提供する。

がん征圧のための中核機
関として、予防、診断、治療
において最高レベルの診療
を提供するとともに、研究
所と連携しての基礎研究か
ら臨床への橋渡し研究(ト
ランスレーショナル・リサ
ーチ)や国内外の病院・研究
機関や企業と連携しての新
規診断治療法の開発と標準
化のための研究、臨床試験
等を展開する。
緩和医療については、が
ん患者とその家族が質の高
い療養生活を送ることがで
きるよう、治療の初期段階
から緩和ケアを提供する。
外来から入院治療及び治
療後の通院中に至るまで充
実した人生を送れるよう、
苦痛や不安、生活上の不具
合を軽減し、就労も含め、社
会生活に戻ることができる
よう支援を実施する。
また、高度かつ専門的な
がん医療の提供のみなら
ず、がん研究の中核機関と
してバイオバンクの充実、
特定の遺伝子異常を有する
症例や希少がんなどの臨床
研究、専門的な医療従事者
の育成などを推進していく
上で必要な症例を確保して
いくため、標準的がん医療
の提供も含め適切な病床規
模で安定的に運営し、症例
集積性の維持・向上に努め
ていく。

<目標と実績の比較>
目標に対し、以下のとおり、臨床開発を推進し、高
度・専門的な医療を提供するとともに、希少がん対策
を進めるなど、大きな成果を挙げた。
・がんセンターでは、組織一体となって新しい医療で
ある放射線アイソトープ医薬品の開発を基礎研究か
ら実用化までワンストップで実施している。治験、医
師主導臨床試験合わせて3本を実施し、研究所・
EPOC・両病院が一体となって推進した。
・新たながん治療として世界に先駆けて導入された
皮膚がんに対する「BNCT」を実施し、がんセンタ
ーでは、国内随一の実績を誇っている。また、高精度
な放射線治療も推進しており、陽子線治療の他、アイ
ソトープ治療なども提供している。
・ロボット支援手術を活用した低侵襲治療の提供を
実施。国際ライセンスを有する多くの医師が在籍し、
令和6年度は、1,589 件のロボットを活用した高度か
つ専門的な低侵襲手術を提供。
・令和5年度に日本一のロボット手術件数と日本で
の開発の中心的拠点を目指し設立した、ロボット手
術・開発センターにおいて、令和6年度は前年比1.
4倍となる 643 件のロボット支援手術を実施。

■手術件数:年度計
画において数値目標
を定める
■病床稼働率:年度
計画において数値目
標を定める
■平均在院日数:年
82 / 157

・わが国の希少がん対策等の中核として、
「希少がん
中央機関」の運営、希少がんにおけるゲノム医療の推
進を目指した「MASTER KEY プロジェクト」において
国外施設の登録数を増やし MASTER KEY Asia を拡充、
また、小児がん患者の治療薬アクセスを改善するた
めに小児がんに特化した治療開発の実施基盤として
小児がん治療開発コンソーシアムにて患者申出療養
試験を開始するなど、小児がん、AYA 世代等に対する
がん対策に大きく貢献した。
・CIRCULATE-Japan の GALAXY 試験を大腸がん患者
2,240 名に対し実施し、がんの再発リスクや生存期間
を予測、治療方針の決定に役立つことを科学的に証