資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (54 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
究や国内外企業等との協働
を推進する。中長期目標期
間中に、手術検体の新規保
存件数を、9,600件以上とす
る。
同研究や国内外企業等との
協働を推進する。中長期目
標期間中に、手術検体の新
規保存件数を、9,600件以上
とする。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・リキッドバイオプシーに
対応した採血管での検体
収集を準備し、検体収集
とそれを管理する情報シ
ステムを継続的に運営で
きるよう、さらに体制整
備を進める。臓器横断的
な1,000例規模の組織マ
イクロアレイの構築のほ
か、腫瘍選択的核酸抽出
体制を構築する。
・6NCの連携を通して、ナ
ショナルセンターバイオ
バンクネットワーク
(NCBN)関連事業を推進
し、全ゲノム解析やマル
チオミックス解析を含む
ゲノム研究およびゲノム
医療に対応したがんのバ
イオバンクの維持・強化
を継続する。個人情報保
護法や生命科学・医学系
指針の改正に対応したバ
イオバンク説明・同意文
書の改訂を進め、分譲制
度の体制を整える。
・検体の品質管理基準を定
期的にモニタリングする
ことにより、臨床検体・バ
イオバンク検体の品質向
上を目指す。
・病院と連携して患者情報
を附帯したGLP管理下で
のPDXライブラリーの構
築・分譲・管理体制を維持
するとともに、ライブラ
リー数を拡大する。
・難治がん・希少がん・小児
がん等について、薬剤耐
性の原因究明に資するバ
イオリソースを構築する
ために年間40例のPDXモ
○リキッドバイオプシーに対応した採血管での検体
収集に関する基礎資料を集め、実施できる段階に
まで整備した。検体収集とそれを管理する情報シ
ステムを継続的に運営できるように、サーバー方
式のカタログデータベースを整備した。1,000 例
規模の組織マイクロアレイを構築し、それぞれの
WES、WTSデータをデータベース化した。
○NCBNの主要なメンバーとして、カタログデータベ
ース情報を提供し、6NCでの試料検索を可能とす
ると同時に、AMEDプラットフォーム利活用システ
ムとしての登録を行い、広く共同研究を募れる体
制を構築した。
○ゲノム解析を実施するために必要ながん組織検体
の保存・保管を継続的に実施した。
○研究計画書並びに同意文書について、個人情報保
護法や最新の倫理指針に沿った形式に整え、分譲
システムや試料に結びつかない診療情報などだけ
でも研究に利活用できる環境を構築した。
○全ゲノム解析における病理標本からの核酸抽出ガ
イド(日本病理学会と共同政策)を広く公表し、多
くの施設での実行を支援した。
○病院と連携して患者情報を附帯したPDXライブラ
リー構築・分譲・管理体制を継続し、STR検査によ
り作業中の検体取り違いがないことを確認する品
質管理を実施し、高品質のPDXライブラリーを作成
した。
○難治がん・希少がん・小児がん等について、薬剤耐
性の原因究明に資するバイオリソースを構築する
ために、年間193例の腫瘍を移植し、観察継続中で
ある。また、オミックス解析後に薬剤感受性試験を
実施した。
○希少がん・肉腫の細胞株・オルガノイドを新規に樹
立し、それぞれのモデルのプロテオーム解析、薬剤
感受性試験などを実施した。産学連携体制にてプ
ロテオーム・トランスクリプトームの解析を進め
た。希少がんのリソースや解析技術の有効活用を
図るために国際共同研究の検討を進めた。
○内閣府BRIDGE事業を中心に、AI解析を志向した世
界最大規模の肺がん統合データベースの拡充を行
い、データを二次利用して解析することで、pannegative肺がん症例の新規創薬標的及びバイオマ
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自己評価