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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

ータを活用した機器の改
良・開発を推進する。
・VRシステムを活用して内
視鏡的全層切除を行う計
画を進めている。
・内視鏡手術やロボット⼿
術などの低侵襲手術を積
極的に実施する。

オ 陽子線やBNCT、IMRTなど
高精度の放射線治療を提供
する。

オ 陽 子 線 治 療 や BNCT 、
IMRTなど高精度の放射線治
療を提供する。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・高精度放射線治療の比率
を 60 % ま で に 向 上 し 、
IMRTやSBRTなどの適応に
沿った質の高い放射線治
療を提供する。
・スキャニングや強度変調
陽⼦線治療などの高精度
陽子線治療技術の臨床導
入の継続及び対象疾患の
適応拡大を目的に先進医
療B試験を含めて取り組
みを継続し、質が高く安
全な陽子線治療を提供す
る。新規技術評価のため
のモデルベースドアプロ
ーチについても、臨床実
装を進める。
・海外患者の受け入れを継
続し、オンライン相談を
含めて80件以上の医療相
談に対応し、年間60例以
上に陽子線治療を提供す
る。受け入れのネットワ
ークもより強固にし、受
け入れ体制の充実を図
る。
・ホウ素中性子捕捉療法
(BNCT)開発施設として
適応疾患拡大に向けた臨
床試験を実施するととも
に、関連学会とも連携し
てコンサルテーション体
制の構築を推進し、情報
提供、相談支援、人材育成

○VRシステムを活用して内視鏡的全層切除を行う計
画を進めている。内視鏡科で2例の手術室胃GISTの
全層切除と下部直腸のESDを行い、VRシステムを用
いた内視鏡治療としてEndoscopy E-videoに2編掲
載した。
○鏡視下手術やロボット支援手術などの低侵襲手術
を積極的に実施した。東病院では、令和6年度の手
術件数は4,926件、鏡視下手術件数は1,263件、ロボ
ット支援下手術は946件であった。

○COVID19の影響もあったと考えられる中、引き続き
高精度比率向上に努めた結果、令和6年度の高精度
治療比率は57.2%を達成した。令和7年度も目標達
成に向けて、さらに高精度比率向上に努める。
○スキャニング照射及び強度変調陽子線治療を前立
腺癌、頭蓋底脊索腫、局所進行頭頸部扁平上皮癌に
対して適応し、局所進行頭頸部扁平上皮癌に対する
多施設共同の先進B試験を令和3年9月に先進医療
会議で承認の上で開始し令和6年度も登録を継続
している。
○年間40人の海外患者を治療した。小児のインバウン
ドの増加により国内患者の治療制限が生じたため、
拝率を再検討した結果、治療対象を小児疾患のみか
ら成人の疾患へと拡大することとしたため、数値目
標を下方修正とした。
○ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)開発施設として適応
疾患拡大に向けた臨床試験を新たに開始した。ま
た、関連学会とも連携してコンサルテーション体制
およびビーム同等性評価指標の構築を推進し、情報
提供、相談支援、人材育成を通じたBNCTの研究開発
の促進を行った。

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自己評価