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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

7年2月に公開し、公開シンポジウムをオンライ
ンで開催し約200名の参加があった。パブリック
コメントをうけて、修正を行い、令和7年度初め
に完成版を公開予定である。
③ 希少がんや難治がんな
どに対する新しい標準治療
などを目指した研究
中長期目標に示された戦
略的研究・開発課題につい
て、次の具体的課題例を中
心として重点的に取り組
む。
ア 小児がん、AYA世代のが
ん、高齢者のがん、希少が
ん、難治がん等に対する新
しい標準治療の確立を目指
した多施設共同臨床研究及
び国際共同研究を推進す
る。

イ アジア地域を中心とし
た国際的な臨床ネットワー
クを構築し、国際共同研究
による新規薬剤開発等を推

③ 希少がんや難治がんなど
に対する新しい標準治療など
を目指した研究

ア 小児がん、AYA世代のがん、
高齢者のがん、希少がん、難治
がん等に対する新しい標準治
療の確立を目指した多施設共
同臨床研究及び国際共同研究
を推進する。
具体的な取り組みは、以下
のとおりである。
・Master Keyプロジェクトに
連動する小児がん、AYA 世
代がん、希少がん、難治がん
に対する企業治験・医師主
導治験を実施し、アンメッ
トニーズに対する個別化治
療開発を継続する。さらに、
薬剤提供製薬企業と共同し
て申請作業を進める。
・アジアがん臨床試験ネット
ワーク事業(ATLASプロジェ
クト)を通じて、国際共同医
師主導治験・臨床研究を複
数実施し、アジア地域にお
ける医薬品・医療機器開発
を主導できる体制を整備す
る。

○Master Keyプロジェクトに連動する小児がん、
AYA世代がん、希少がん、難治がんに対する企業
治験・医師主導治験を実施し、アンメットニーズ
に対する個別化治療開発を進めた。令和6年度末
現在、プロジェクトの登録症例数は約4,500例を
超え、連動する副試験(医師主導治験、企業治
験)総数は33課題に至っている。
○Master Keyプロジェクトにて実施した小児・AYA
悪性固形腫瘍に対する第I相試験(NCCH1904)の
総括報告書を企業に提供した。
○ATLASプロジェクト開始から4年が経過し、5試
験に対して9か国40施設から2,700例を超える患
者登録があった。特に令和5年度から実施中であ
ったアジア6か国1,400例の大腸内視鏡AI診断支援
ツールのランダム化比較試験の登録を予定より約
1年前倒しで完了した。アジア8カ国から2名ず
つの代表が参加するATLAS boardを令和6年度に
おいても3か月毎に開催し、令和5年度に設置し
た頭頸部癌グループに加えて肉腫・希少がんグル
ープを設立した。これらのグループで複数の新規
アジア共同試験の準備を開始した。また、新たに
ATLAS Monthly Webinarを開催し、のべ1,000人以
上が参加し、そのうち3分の2は海外からの参加
者となった。

イ アジア地域を中心とした
国際的な臨床ネットワークを
構築し、国際共同研究による
新規薬剤開発等を推進する。
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自己評価