資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
国立高度専門医療研究セ
ンター医療研究連携推進
本部(JH)においては、NC
間の疾患横断領域を中心
とした研究開発とそのた
めの基盤整備、人材育成等
に取り組むものとする。
具体的には、ゲノム医
療、大規模医療情報の活
用、コホート研究基盤の連
携・活用、健康寿命延伸の
ための疾患横断的予防指
針提言、実装科学推進のた
めの基盤構築などについ
て、疾病の予防や共生にも
留意しつつ、NCがそれぞれ
の専門性を活かし、相乗効
果を発揮できる研究領域
における研究開発の推進
等に取り組むものとする。
人材育成については、特
に研究支援人材を育成す
るための体制を構築し、我
が国の有為な人材の育成
拠点となるようモデル的
な研修及び講習の実施に
努めること。この他、NCの
研究成果の発信やメディ
アセミナーの開催、知財の
創出・管理の強化や企業と
の連携強化に取り組むも
のとする。
また、JH内で適正なガバ
ナンス体制を構築し、定期
的に活動状況の評価を行
うこと。
ベーションの創出を目的と
して設置した国立高度専門
医療研究センター医療研究
連携推進本部(JH)におい
て、NC間の疾患横断領域を
中心とした研究開発の推進
とそのための基盤整備、人
材育成等に取り組むことと
する。
具体的には、ゲノム医療、
大規模医療情報の活用、コ
ホート研究基盤の連携・活
用、健康寿命延伸のための
疾患横断的予防指針の提
言、実装科学推進のための
基盤構築などについて、疾
病の予防や共生にも留意し
つつ、NCがそれぞれの専門
性を活かし、相乗効果を発
揮できる研究領域における
研究開発の推進等に取り組
むこととする。
また、人材育成について
は、特に研究支援人材を育
成するための体制を構築
し、我が国の有為な人材の
育成拠点となるようモデル
的な研修及び講習の実施に
努めるとともに、NC連携及
びNCを支援することによる
研究成果の発信やメディア
セミナーの開催、知財の創
出・管理の強化や企業との
連携強化に取り組むことと
する。
さらに、横断的研究推進
事業等の円滑な実施を図る
ため、JH内で適正なガバナ
ンス体制を構築し、定期的
に活動状況の評価を行うこ
ととする。
これらの取組を通じ、中
長期目標期間中において、
JHが実施する横断的研究推
進事業費を伴う研究・事業
等でNC連携及びNCを支援す
ることにより、我が国の医
療・研究に大きく貢献する
成果を挙げることとする。
ことにより、我が国の医療・研
究に大きく貢献する成果を挙
げるため、JHにおいて、NC間の
疾患横断領域を中心とした研
究開発の推進とそのための基
盤整備及び人材育成等につい
て、以下のとおり取り組むこ
ととする。
ア 新たなニーズに対応した
研究開発機能を支援・強化す
る。
具体的な取組は次のとおり
である。
・ JH Super Highway 、
Office365 な ど の 研 究 利 用
可能なデジタル共通インフ
ラの活用支援を行う。
・6NCの電子カルテからの疾
患情報を統合的に取得でき
る共通医療データベースの
拡充を図り、データベース
を利用した研究の支援を行
う。
・6NC-EHRsデータベースに含
まれるデータそのものでは
なく、登録データ数・集計情
報・特徴的な情報(疾患ごと
の患者分布やある薬剤の処
方件数、ある検査の実施数
などそのままでは直接研究
利用や個人の特定ができな
い概要データ)など、データ
ベースの全体像を確認でき
るサイト「6NC-EHRsショー
ケース」を構築し、6NC内部
向けに公開することで、6
NC統合電子カルテデータベ
ースの認知度向上と、6NC
の研究者による6NC-EHRs
の利活用促進を図る。あわ
せて社会や国民への広報の
ために「6NC-EHRsショーケ
ース」の一般向けの公開に
ついて検討する。
・電子カルテ情報を連携した
6NC-EHRs等、NC内の患者レ
ジストリを利用した研究、
及び6NC連携レジストリデ
ータ利活用促進事業を支援
する。
○NC間の連携に
より効果的な研
究開発が期待さ
れる領域への取
組みが十分であ
るか。
○社会に向けて、研
究・開発の成果や
取組の科学技術
的意義や社会経
済的価値をわか
りやすく説明し、
社会から理解を
得ていく取組を
積極的に推進し
ているか。
○研究開発分野の
ニーズに応じた
専門知識を有す
る人材の育成や
研修の実施が図
られているか。
<定性的視点>
・情報基盤等の構
築
・情報基盤データ
の利活用
・他機関の疾患レ
ジストリとの連携
・共同研究課題の
提案と実施
・研究課題の進捗
管理と評価システ
ムの構築
・企業との連携支
援
・アウトリーチ戦
略
・社会に対する研
究・開発成果の発信
・人材育成戦略
・具体的な取組事
例
○Office365を活用した業務DXの動画コンテンツを
作成した。(配信に向け調整中)
○6NC統合電子カルテデータベース(6NC-EHRs)
に令和6年度より国立がん研究センター東病院の
データ収集の準備が完了した。
○6NC-EHRsを使用した医学研究の公募を国立がん
研究センター東病院を対象に実施し1課題を採択
した。
○令和4~5年度採択の7課題と合わせて全8課題
の研究支援を実施した。
○検査24項目の標準化の追加整備を実施した。
○処方データの標準化整備を実施した。
○病名データの用語整理等の整備を実施した。
○登録データの正確性の検証を医事データを用いて
実施した。
○6NC-EHRsショーケースを構築し限定試験公開を
開始した。
○6NC職員の公募によらない研究利用の開始に向け
て運営体制・利用制度等を検討した。
○NC法に基づく事業実施の検討について個人情報保
護委員会審議官と意見交換を実施した。
○電子カルテ情報を連携した6NC-EHRsの他、電子化
医療情報を活用した疾患横断的コホート研究
(2024-B-05 澤田班)などがNC内の患者レジスト
リを利用した研究を推進している。また、6NC連携
レジストリデータ利活用促進事業(JH事業-03 杉
浦班)がレジストリデータ利活用促進事業を展開
している。
○令和6年度は、12回のカウンターパート連絡会議
を開催し、必要な情報共有と意見交換を行い6NC
間の連携強化に取り組んだ。
○各NCの人材育成に関わる部署との連携を図り、研
究支援人材の育成支援体制の構築に取り組んだ。
特に、生物統計分野においては、JHの若手生物統計
家NC連携育成パイロット事業を継続し、6NCが連
携し実務を通して若手人材を育成する支援を推進
し、1名の若手が実務・責任試験統計家の資格取得
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自己評価