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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

し整備を進めてきたが、
今年度はさらにがん専門
病院に特化した臨床指標
について、充実を図る予
定である。また、CQI研究
会(Cacer Quality Initia
tive)と医療の質可視化
プロジェクトに継続的に
参加することで、ベンチ
マークから自施設の評価
につなげていく。新たに
設置された病院機能管理
委員会において、病院の
医療の質は部門横断的に
評価と改善活動ができる
体制を構築していく。

(2)患者の視点に立った
良質かつ安心な医療の提

医療の高度化・複雑化が
進む中で、質が高く安全な
医療を提供するため、各医
療従事者が高い専門性を
発揮しつつ、業務を分担し

(2)患者の視点に立った
良質かつ安心な医療の提供
① 診療の質の向上
ア AIを用いた各種画像診
断補助システム、手術支援
システム、ゲノム医療にお
ける治療選択補助システム
等を積極的に導入して、良

(2)患者の視点に立った
良質かつ安心な医療の提供
① 診療の質の向上
ア AIを用いた各種画像診
断補助システム、手術支援
システム、ゲノム医療にお
ける治療選択補助システム
等を積極的に導入して、良

また、がんに特化した指標のベンチマークを作
成すべく、現在、東病院QM室と連携しQI指標比較
・評価を行っている。
【東病院】
○医療の質と経営に関するクオリティインディケー
タ(QI)について、中央病院と東病院で協業して比
較検討できる体制を整備した。定義違い項目を統一
したこと、病院機能評価の結果を受けて強化項目を
加えたことから、49項目だったQIが54項目になっ
た。それに伴い、ホームページに公開する臨床指標
も整備した。中央病院とQIが比較検討できる体制と
なったことで、お互いの改善活動や取組も共有でき
る体制となった。
外来予約カウンターでは、医師の検査オーダーの
タスクシフトと外来待ち時間軽減が目標であるが、
利用患者数の増加、タスクシフト範囲の拡大などか
ら、外来待ち時間1時間以上の割合が、5.1%と良い
結果であった。医師事務作業補助者の教育について
は、ジョブローテーションを強化したことで、スタ
ッフの業務範囲が拡充し、より効果的な人員配置が
可能となった。例えば、外来部門のスタッフでも診
断書の下書きや病名登録ができるようになった。教
育体制・マニュアル整備が充実したことが、各人と
チームのスキルアップに繋がった。
目標クオリティインディケータの今年度平均で
は、外来待ち時間1時間以上割合5.1%(目標5.0%)、
通院治療センター待ち時間中央値58分(目標60分)、
放射線レポート開封率99.8%(目標100%)であっ
た。これらのデータは毎月経営・クオリティマネジ
メント会議と病院全体連絡会、外科・内科ミーティ
ングで周知して、適宜対策、取組についても強化を
図ってきた。特にクリニカルパス適応率について
は、病院機能評価で指摘されたこともあり、DPC入院
期間、平均在院日数、病院経営を改善するための重
要な項目と位置づけ、クリニカルパスワーキンググ
ループと連携して、内科系・外科系と分けた上で、
クリニカルパスの見直し、新規クリニカルパスの導
入支援を行い適応率の改善活動を継続してきた。
( ク リ ニ カ ル パ ス 適 応 率 2024 年 度 平 均 内 科
70.2% 外科94.8% 全体81.6%)

○AIを用いた各種画
像診断補助システム
などの積極的な導入
や、他医療機関との
大規模な診療データ
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